2019/03/30

2019年3月29日(金)欧州・米国市場序盤の動き

2019年3月29日(金)欧州・米国市場序盤の動き

欧米株強く推移、米債利回りは上昇、原油価格も上昇。為替市場通貨間で動きが異なり、強いGDPを受けCADは急伸。USDJPYはクロスJPYでの円売の影響を受け底堅く緩やかに上昇。順調と思われる米中通商協議や株高にAUD+NZDも強い。

GBP相場は、英下院による3度目のEU離脱協定案の採決待ちながら上下変動は大きい。新聞ではDUPは支持せずと反対し、合意なき離脱か最長1年の離脱延期の二者択一とのこと。

今日は経済指標の発表が多く、独雇用統計は予想外に改善、英GDPは 前年比は予想・前回を上回り、2018年GDPは1.4%と速報値と変わらず2012年以来の低成長が確定。米個人所得は予想を下回り、個人支出も弱く、直後は一時ドル売りが強まるも続かず。

カナダGDP前月比0.3%(予想0.1% 前回-0.1%)→ 予想を上回りCAD買が強まる。米シカゴPMIは弱く、ミシガン大学消費者信頼感は逆に予想外に強い。

関心の米中閣僚級会議は、関係者(ブルームバーグ)は、ムニューシン米財務長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は中国側と29日開いた会合で、英語と中国語で作成される合意文書の内容に食い違いがないことを確実にする取り組みをしている。

また、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、通商合意がまとまれば中国製品に対する一部の関税を撤回する可能性があるが、中国政府が合意を確実に履行するよう一部は維持する「米国の切り札を失うわけにはいかない」。→ 引き続き前向きな発言ながら、結果は出ず。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

17:55    GER 3月 雇用統計:失業率=4.9%(予想4.9% 前回5.0%)、失業者数=前月比-0.7万人(予想-1.0万人 前回-2.1→-2.0万人)

18:00    GBP 第4四半期経常収支=-237.07億ポンド(予想-229億ポンド 前回-265億ポンド)

18:30    GBP 第4四半期GDP・改定値=前期比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比1.4%(予想1.3% 前回1.3%)→ 前年比は予想・前回を上回り、2018年GDPは1.4%と速報値と変わらず2012年以来の低成長が確定。

21:30    USD 1月 個人所得=前月比0.2%(予想0.3% 前回-0.1%)、個人消費支出=前月比0.1%(予想0.3% 前回-0.5→-0.6%)、個人消費支出(PCEデフレータ)=前月比-0.1%(予想0.0% 前回0.1%)、前年比1.4%(予想1.4% 前回1.7→1.8%)、コア個人消費支出(コアPCEデフレータ)=前月比0.1%(予想0.2% 前回0.2%)、前年比1.8%(予想1.9% 前回1.9→2.0%)→ 個人所得、個人消費支出とも予想を下回り、直後は一時ドル売りが強まるも続かず

21:30    CAD 1月 月次GDP=前月比0.3%(予想0.1% 前回-0.1%)→ 予想を上回りCAD買が強まる。

21:30    CAD 2月 鉱工業製品価格=前月比0.3%(予想 前回-0.3%)、原材料価格指数=4.6%(予想 前回3.8%)

22:45    USD 3月 シカゴ購買部協会景気指数=58.7(予想61.0 前回64.7)

23:00    USD 3月 ミシガン大学消費者期待指数・確報値=98.4(予想97.8 前回97.8)、景気現況指数=予想 前回111.2、消費者期待指数=予想 前回89.2

※※※※※※※※※※※※※※※※※※



※※※※※※※※※※※※※※※※※※