2019/03/04

2019年3月4日(月)欧州・米国市場序盤の動き

2019年3月4日(月)欧州・米国市場序盤の動き

今日の欧米市場では経済指標の発表も極めて少なく、重要な発表も予定されていない。 相場を判断するにはテクニカルを主にして、前日までの楽観的な米中通商協議と、トランプ大統領の「ドルは強すぎる」との発言、やや楽観的なブレグジットを引き続き意識せざるを得ない。

今のところ特別な材料も見当たらないが、欧州株は全体的に上昇傾向にあり、原油価格は底堅く推移、米10年債利回りは上昇から下落へと転じ、為替相場は小幅ながら全体的にドル安傾向で推移している。

USDJPYは、112円台を定着できず、110.75~00の狭いレンジでの推移は変わらず。楽観的な見通しの米中通商協議を意識、さらに、FRBの利上げ据え置きムードが強い中で株高傾向は止まず。流れは円安傾向と考えるも、上値112.50を直ぐに超えるような展開はなかなか考え難い。

EURUSDは、週末のトランプ大統領の「ドルは強すぎる」発言の影響なのか、前週終値から多くEUR高で取引が開始。ただし、アジア市場では緩やかな下落、欧州勢の参入と共に売りが主役となり1.13276まで下落してようやく下げ止まっている。ただひ、本格的に反発局面を迎えるには時期尚早?

AUDUSDは、TD証券インフレ期待は前月比0.1%(予想 前回-0.1%)、住宅着工許可件数が前年比-28.6%で7か月連続のマイナスで、TD証券インフレ期待も強さは見られず、6日発表の豪GDPが前期比0.4%にとどまる観測に、AUD売りが強まる。


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