2019/03/20

2019年3月20日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年3月20日(水)アジア・欧州市場序盤の動き

明日未明のFOMCを見守る動きに終始。それ以外ではトランプ大統領は「日本とは範囲の広い自由貿易協定を結ぶ」とし、日本のTAG(物品貿易協定)より広範囲に及ぶ可能性もありプレッシャーを強めている。また、ブレグジット離脱延期はほぼ確実視されながらも、期間や条件などEU首脳会議の結論待ち。

日本株はマイナスを脱却し小幅上昇へ、上海総合もマイナスから下げ幅を縮め前日比-0.01%とほぼ同水準で推移。米債利回りは軟調に推移。

そして、為替相場は小幅な変動で結果論では、ドルはリスク回避時に選好されるJPYとCHFに対して強く、逆に他の主要国通貨でドルは弱く、米債利回りは低下もあり、流れはリスク選好なのか2極化。

USDJPYは、早朝の111.28をボトムにし、仲値直前から上昇を続け一時111.69まで続伸。ただし、買いが一巡すると動きは停止し111.53~62の狭いレンジで、月例経済報告で景気総括判断を下方修正しても、黒田日銀総裁が「仮に目標に向けたモメンタム損なわれれば緩和検討」と発言しても動きは鈍い。ただし、将来の日米通商協議のリスクは気になる。

EURUSDは、1.1343~57の狭いレンジから、欧州勢の参入に1.1336まで下落するも、FOMCとEU首脳会議の結果を前に積極的な動きは見られず。

GBPUSDは、もちろんEU首脳会議で英国のEU離脱の延期をどこまで認めるのか? メイ首相は短期の延長を要請しているが、ユンケル欧州委員長明確な計画を提示する必要性を強調。離脱の延長は間違いないと思われるが不安定な動きは変わらず。18:30の英CPIが目の前の波乱要因で、アジア市場の1.3272を高値に、欧州勢の参入に1.3240台まで一時低下している。

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6:45    NZD 第4四半期 経常収支=-32.6億NZドル(予想-35.5億NZドル、前回-61.49億NZドル)

8:30    AUD 2月 ウェストパック先行指数=前月比0.0%(予想 前回-0.01%)

16:00    GER 2月 生産者物価指数=前月比-0.1%(予想0.2% 前回0.4%)、前年比2.6%(予想2.8% 前回2.6%)


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