2019/03/07

2019年3月7日(木)欧州・米国市場序盤の動き

2019年3月7日(木)欧州・米国市場序盤の動き

ECBのサプライズが市場を動かし、欧米金利は低下し、株価は上昇するも上げ止まり、EURUSDは1.1300台→1.1240台まで下落し、ドル買いの流れをリード。

ECB理事会は政策金利の据え置きを決定するも、「フォワードガイダンスを修正し年末まで利上げせず」、「TLTRO第3弾の9月から実施」、「7200億ユーロの借り入れをロールオーバー」することを決定。

ECBスタッフ見通しでは、2019年成長見通しを1.7→1.1%に、インフレ見通しを1.6→1.2%と共に大幅下方修正へ。

ユーロ圏GDP確報値は速報と変わらず、米週間新規失業保険申請件数は22.3万件(予想22.5万件)とほぼ変わらず、米第4四半期非農業部門労働生産性と単位労働コストは予想を若干上回るが、相場への動きは見られず。

GBPUSDは、アジア市場の1.3180台をピークに、EURUSDの下落の影響とEUは英コックス法務長官の妥協案を拒否。レッドサム英下院院内総務は、メイ首相の修正EU離脱案の採決を3月12日にし、拒否されたら、合意なき離脱の是非と離脱延期の是非を問う採決をするという。GBPUSDも前日の安値1.3120台を割り込み1.3100台まで続落中。

USDJPYはゴーイングマイウェー。GBPUSDとEURUSDでドル買いが強まる中でも、大枠111.60~85の狭いレンジで推移。とくにいうこともない。