2019/03/21

2019年3月21日(木)アジア・欧州市場の動き

2019年3月21日(木)アジア・欧州市場の動き

前日の予想外のハト派となったFOMCから始まったドル売りの流れは緩やかに継続。ただし、EU首脳会議の結果待ちにGBPの強さは見られず。東京市場が休場の中、上海総合は小幅上昇を維持、米債利回りは弱含みで推移。また、中国商務省は「米中通商協議のためライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官らの米交渉団が3月28~29日に北京を訪問する」と発表。

GBPUSDは、メイ首相が求めた6月30日までの離脱期限の延長を、EU首脳会議はどのような結果をだすのだろうか? 外交筋の報道では離脱EU側は代替案として5月22日を主張するとの報道に、1.3210台→一時1.3165まで続落し、クロスでもGBP売りの流れが目立つ。

AUDUSDは、豪雇用統計は新規雇用者が予想より少ないものの、失業率と労働参加率は低下、直後からAUD買が強まり、0.7135→0.7168まで上昇。

NZDUSDは、NZ第4四半期GDPの前期比が0.6%と予想・前回を上回ると(前年比は予想・前回を下回るが)、年内の利下げ観測が後退したのか、市場の反応はNZD買を選好。0.6868→0.6923まで上昇し0.6939続伸。

USDJPYは、未明のFOMC後のドル売りの流れは止まらず、GBPJPYの売り圧力も強く、緩やかな円高傾向が続き、110.32まで続落中。

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6:45    NZD 第4四半期GDP=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.3%)、前年比2.3%(予想2.5% 前回2.6%)→ 前年比は予想を下回る

9:30    AUD 2月 雇用統計: 失業率=4.9%(予想5.0% 前回5.0%)、新規雇用者数=0.46万人(予想1.5万人 前回3.91万人)、正規雇用者数=-7,300人(予想 前回65,400人)、パートタイム雇用者数=11,900人(予想 前回-26,300人)、労働参加率=65.6%(予想65.7 前回65.7%)→ 失業率は低下し、新雇用者数は予想外に減少

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EU外交筋、メイ首相が6月30日の離脱期限の延長を求めたが、EU側は代替案として5月22日を主張する。

中国商務省、米中通商協議のためライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官らの米交渉団が3月28─29日に北京を訪問する。劉鶴副首相がさらなる協議のため4月初めに米国に向かう予定。

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