2019/03/11

2019年3月11日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年3月11日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株、中国株と堅調に推移、米債利回りも底堅く、原油価格も小幅上昇へ。

為替相場はブルーマンデーでいつも通り動きは鈍いが、その中で12日の2回目の離脱協定の下院採決が直前に迫りGBPの弱さが目立っている。

週末のパウエルFRB議長の「金利の調整を急いでいない」、「バランスシートの今後の在り方について新たな詳細をかなり早い時期に公表」と今まで通りながら、3月20日のFOMCの期待がより強まっている。

また、トランプ大統領は「貿易合意が成立したら、株価はとても大きく上昇する」と言うも、クドローNEC委員長の「3月の合意署名式の可能性はないかもしれない」との発言は気になってしかたない。

USDJPYは、先週金曜日の欧州市場から大枠110.75~20の狭いレンジで推移。今日は仲値前に実需の売りなのか? 一時110.88と昨日の安値110.77を試す動きがみられたが失敗。再び110.88~15の狭いレンジで推移。

GBPUSDは、テレグラフ紙は、①メイ英首相に対し、数週間以内の辞任を求める圧力が増大している。閣内で首相を引き続き支持しているのは、2人だけだと内閣関係者の1人が同紙に語ったという。②最大野党・労働党がメイ政権への新たな不信任案を提出し、可決された場合、首相が13日夜までに去ることもあり得ると、自然な流れはGBP売りへ。

また、バルニエ主席交渉官は英国がEUとの関税同盟にとどまるとした「バックストップ」条項について、「単一関税圏から一方的に離脱する選択肢を英国に与えることをEUは約束するが、物理的壁を回避するためバックストップの他の要素は維持されなければならない」と妥協できず。早朝にはギャップを開けGBP売りからスタートし一時1.2960台まで下落するも、結局は1.2960~95の狭いレンジで1.300の大台を回復できず。

AUDUSDは、大枠0.7025~45の狭いレンジで推移。EURUSDも1.2230~40の狭いレンジで推移、週末のクドローNEC委員長のECBを批判する発言以外に特に興味は感じられず。


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