2019/03/28

2019年3月28日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年3月28日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

世界的な傾向は、株安+債券利回り低下。原油価格も下落気味で、為替市場はリスク回避の円買いが目立ち、AUD+NZDも底堅く推移。

日経平均株価は海外主導といわれているが-344.97(-1.61%
)と下落、上海総合も軟調に推移、米債利回りも低下。原油価格も一時59.07まで下落。

GBPUSDは、メイ首相の捨て身の戦法も通ぜず3度目のEU離脱協定案の採決の可能性は薄くNY市場終盤ギリギリに下落し、以降も弱含みで推移し、今日明日の3度目の離脱協定案の結果待ち。

NZDUSDは、前日の急落もあり相場変動が高くなっている。今日は弱い経済指標にも売りは0.6780と限定的で、昨日の下落後の戻り高値を上回り底堅い動きとなっているが、まだ本格的な回復に至らず。

USDJPYは、110.50台の上値は重くリスクセンチメントの悪化にJPYが選好され110.00台まで下落。相変わらず他力本願ながら円高の流れは変わらず、どこまで円高が進むか心配。

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NZD 3月 NBNZ企業信頼感=-38.0(予想-24.3 前回-30.9)、企業経済見通し=6.3%(予想11.8% 前回10.5%)→ 共に予想と前回を大幅に下回り直後はNZ売りが強まるも11時過ぎから逆に買い戻しが強まる。

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短期金融市場が混乱中のトルコ、エルドアン・トルコ大統領は、日本時間18時にサプライズのプログラムがあると発言。

中国首相は、外国人投資家による中国債券の投資・取引を後押しする政策を公表へ。世界経済は成長鈍化と不透明感の拡大に直面。中国は自由で公正な貿易を支持。

米当局者(27日)、米中通商協議はすべての分野で前進、知的財産権などで課題残る。 米国、中国との通商協議で見解の相違の解消望む。米国が対中関税を撤廃するか維持するかが論点。通商合意に具体的な期限ない、協議は4─6月に妥結の可能性。

米当局者(27日)、米中通商協議は議題となっている全ての分野で前進しており、強制的な技術移転に関する問題で中国側がこれまでにない提案を行った。ただ、課題も残されている。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(27日)は、米経済は「明らかな」リスクに直面しており、FRBは金融政策で様子見の姿勢をとることが可能。国内外経済への懸念が成長見通し引き下げの要因。

北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)27日、EU離脱協定に関すメイ首相の案に反対票を投じる→ ポンド売りにつながる。

メイ英首相(27日)は、議会が3度目の採決で自身のEU離脱協定案を可決すれば辞任する意向を表明したが、同案に強硬に反対する勢力を翻意させることはできなかった。代替案を模索するために行われた投票も不発に終わり、行き詰まりは全く解消されていない。

トリア・イタリア経済財務相(27日)は、世界的な景気減速が新たな金融危機を招く可能性について懸念。


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