2019/03/22

2019年3月22日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年3月22日(金)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日のアジア市場、特に言うことはなし。予想よりハト派のFOMCでもすでに織り込み済みなのか株価の上昇は見られず。日本株は上昇からスタートするも伸びきれず、中国株も軟調に推移し、米債も軟調に推移。現時点では特に市場にインパクトのある材料は見られず。

これからの欧米ではユーロ圏各国のPMI・速報値を気にしながら、カナダドルのポジションがあれば、カナダCPIで相場が動く可能性が高く、米国市場では米PMI、中古住宅販売、卸売在庫・売上高が控えている。

ブレグジットはEU首脳から期待より短期間の延期と最後通告をうけ、来週の3回目の離脱案の採決の結果待ち。EU首脳は21日、英国のEU離脱を巡り、メイ英首相がEUと合意した離脱協定案が英議会で来週承認されない場合、4月12日まで離脱日を2週間延期し、それまでに「新たな計画を示すか、合意なき離脱を選ぶか決断」するよう求めており、来週なブレグジット発の材料が継続的な台風の目に。

日本のCPIは、小幅上昇の期待は裏切られ予想に届かず。ただし、麻生財務相は「予定通り消費税を引き上げる」と主張。

USDJPYは、日本のCPIは小幅上昇期待が裏切られ予想に届かず。ただし、麻生財務相は「予定通り消費税を引き上げる」と主張。110.65~90のレンジで方向感定まらず。米金利と連動性の高いUSDJPY相場だけに、軟調な米金利と米国の日本に対する貿易問題が気になってします。

EURUSDは、1.1360~77の狭いレンジで、方向性見られず、欧州各国のPMIは目先の変動要因だが決定的なものではない。EURGBPの相場の影響を受けることは間違いないが、EU首脳会議は結論を出しており、来週の英議会の採決を見守る動きに。

GBPUSDは、1.3100~43の狭いレンジで、方向性見られず。EU首脳会議は結論を出しており、来週の英議会の採決を見守る動きに、積極的に動けず。

USDCADは、1.3352~76の狭いレンジで、方向性見られず。米国市場のカナダCPIが今日の最大の注目ポイントで、原油価格との連動制も高く要注意。


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8:30    JPY 2月 全国消費者物価指数=前年比0.2%(予想0.3% 前回0.2%)、除く生鮮=前年比0.7%(予想0.8% 前回0.8%)、除く生鮮・エネルギー=前年比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)

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