2019年3月18日(月曜)、アジア・欧州市場序盤の動き
20日のFOMCと英国の離脱案の採決を前にして動けないことはよくわかる。
先週末15日に新華社が、劉副首相はライトハイザーUSTR代表、ムニューシン米財務長官と3回目の電話協議をし、通商交渉の合意文章をめぐり実質的な展開を得たと報じていたが、今日は香港紙・サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は、米中首脳会談は6月に先送りされる可能性があると報道していた。
週末にはいろいろな発言も見られた。特にブルームバーグはEUのBrexitに関する草案では6月30日を超えた延長の可能性にオープンとあり、FTとWSJ紙はドイツ銀行とコメルツ銀の役員会で合併交渉にとあった。
EURUSDは、この合併交渉を好感したのか強く、1.1319→1.1345まで上昇。AUDUSDも強く、中国の経済刺激策や米中通商協議の前向きな動きを期待したのか、「米中首脳会談は6月に先送りされる可能性」との報道にも、0.7078→0.7118まで上昇し、上昇幅はそれほどでもないが、動きが鈍い週明けの月曜にしてはAUD買いが強まっているのが特徴。
USDJPYは、111.45~63のレンジで何をか言わん。実が熟し相場が動くことを待つ以外なさそう。
GBPUSDは、20日を意識してなのか? ブレグジットをめぐる動きを前にして動けず、1.3272~1.3300の狭いレンジで推移。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
8:50 JPY 2月 通関ベース貿易収支 季調前=3390億円(予想3051億円 前回-1兆4152億円→-1兆4156億円)、季調済=1161億円(予想860億円 前回-3700億円)、基調前=3390憶円(予想3102億円 前回-1兆4156億円)
9:01 GBP 3月 ライトムーブ住宅価格=前月比0.4%(予想 前回0.7%)、前年比-0.8%(予想 前回0.2%)
13:30 JPY 1月 鉱工業生産・確報値=前月比-3.4%(予想-3.7% 前回-3.7%)、前年比0.3%(予想0.0% 前回0.0%)、設備稼働率=前月比-4.7%(予想-0.3% 前回-1.9%)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※