2019/03/07

2019年3月7日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

201937日(木)アジア・欧州市場序盤の動き

日本株は強さが見られず、中国株は「世界で類の見ない大規模減税を計画(約33.3兆円)」にも関わらず伸び悩み、米債利回りもサブマリン。

アジア市場の為替相場は、AUDUSDNZDUSDが上昇気味な他は、欧州でのユーロ圏GDPECB理事会+ドラギ総裁記者会見を前にしてイベントもなく、だるい相場が続いている。

豪貿易収支は予想外の黒字増加、豪小売売上高も予想には若干届かないものの前回のマイナス幅から回復している。


あまりコメントすることもないので、テクニカルだけで考えてみたい。USDJPY111.60112円のレンジで、期待感は円安で112円台を再トライ。111.2030を割り込むとストップの売りが出やすいように思われるも、111円をクリアに下回るまでは基本的に方向性定まらず。

EURUSDは、1.1300でどのような動きをするのか見てみたい。1.12901.1320のレンジが続くのか? それとも、ダウントレンドを継続しているのか? 

GBPUSDは、最悪期待から合意なきEU離脱のリスク急低下に、潜在的なGBPショートの巻き戻し期待が続いている。しかし、現実問題は英国とEUの担当者ベースの話し合いでは何も解決できずにいる。テクニカルにも1.3300台を維持できず、かといって1.3100を割り込めず、どうも様子見ムードがまだ続き相場ムード。


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AUD 1月 貿易収支=45.49億豪ドル(予想29億豪ドル 前回36.81→37.69億豪ドル)、輸出高=前月比5.0%(予想 前回-1.2%)、輸入高=3.0%(予想 前回-5.5%)

AUD 1月 小売売上高=前月比0.1%(予想0.3% 前回-0.4%)

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中国財政相、付加価値税の引き下げを通じて、製造業や小規模企業を支援。今年計画している減税は、世界的に見て類のない規模となる。付加価値税改革の深化は、2019年の税金・手数料引き下げにおける最優先事項。

中国財政相、今週発表された減税規模の計画は2兆元(約33.3兆円)を上回る可能性。景気減速の中で企業負担を軽減。現在が今年の最優先課題。


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