2019/03/20

2019年3月20日(水)昨日19日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年3月20日(水)昨日19日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

今日20日のFOMCと、21~22日のEU首脳会議が焦点に、為替相場の動きは引き続き緩慢。

ダウは上昇からスタートし米中通商協議の後退を懸念し失速し小幅安、米10年債利回りは米国市場に入り2.63%台上昇するも続かず小幅上昇にとどまるも、2年債は2.468%まで上げ上昇傾向を維持しドル高の要因の一つに。

FOMCは政策金利の据え置きをすでに織り込み、「ドットプロット(金利予測分布図)」はどう配列するのか? インフレ目標やバランスシートの縮小へのアプローチはどうか?

ブレグジットでは、29日期日を目の前に英国は離脱協定案の3度目の採決をギブアップし、後は離脱の延期をEU首脳会議に求め結果待ちへで要請は3か月~最大2年とも。

米中通商協議は中国側から反発との報道も、ただし、トランプ大統領は楽観的で、4月末までの最終合意を目指し来週に両国は閣僚級交渉を再開との報道もあり、現状は不明。

為替相場は、FOMCとブレグジットを巡りEU首脳会議の結果待ちに、アジア・欧州市場とドル弱含みで推移し、米国市場では米債利回りの上昇もあり強含みで推移し、軟調な株価の中で総じて一日を通じ小幅なドル安で推移。

USDJPYは、FOMCとブレグジットを巡るEU首脳会議の二つの2台イベントのリスクを前にして、アジア市場では111.45の高値から株安もあり一時111.16まで円高が進むも結局は大枠111.20~30の狭いレンジで推移。米国市場に入り米株は上昇傾向を維持し、米債利回りが急伸すると111.47まで上昇。米中通商協議で中国側からネガティブ材料が出ると上値が重くなり、米10年債利回りも上げ止まり、米株も下落へと変化すると、111.25までの急落を含め、大枠では111.30~45のレンジ内で推移。

EURUSDは、FOMCとブレグジットを巡る不透明感は変わらず、EURGBPの動きも鈍い。アジア・欧州市場では1.1333→1.1362まで続伸し、大枠で1.1340~60のレンジで収れん。カタイネン欧州委員会副委員長は定例記者会見で、通商問題を巡る米国の独善的な対応は長続きしない。 米EU通商協議については「失敗に終わると言い切るには早過ぎる」と発言。これが相場にどのように反応していたかは確認できないが今後の通商協議の流れが気になる。

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18:30    GBP 2月 雇用統計:失業率=2.9%(予想 前回2.8%)、失業保険申請件数=2.7万件(予想0.27万件 前回1.42→1.57万件)、ILOベース失業率=3か月比3.9%(予想4.0% 前回4.0%)、除くボーナス平均所得=3か月前年比3.4%(予想3.4% 前回3.4→3.5%)、含むボーナス3か月前年比3.4%(予想3.2% 前回3.4%)→ ILOベースの失業率は低下し、平均所得の含むボーナスは前回変わらないが予想を上回る

19:00    GER 3月 ZEW景況感調査・期待指数=-3.6(予想-11.0 前回-13.4)、現況指数=11.1(予想11.7 前回15)→ マイナス幅は予想より縮小

19:00    EUR 3月 ZEW景況感調査=-2.5(予想-18.7 前回-16.6)

19:00    EUR 1月 建設支出=前月比-1.38%(予想0.2% 前回-0.4→1.11%)、前年比-0.7%(予想2.1% 前回0.7%)→ 予想外にマイナス幅が拡大へ

23:00    USD 1月 製造業新規受注=前月比0.1%(予想0.0% 前回0.1%)、除く輸送機器=-0.2%(予想 前回-0.6→-0.5%)→ 予想を上回る

23:00    USD 1月 耐久財受注・改定値=0.3%(予想0.4% 前回0.4%)、除く輸送機器=-0.2%(予想-0.1% 前回-0.1%)

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