2019/03/17

最近のIMMポジションから見えること(3月17日)

最近のIMMポジションから見えること(3月17日)

直近の7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)のIMMポジションを見ながら、相場動向を考えてみたい。

全体的には落ち着いているも、直近の動きをみると過去5週間で4週間が前週比で大口ではないがショートが拡大しており、ドルに対しての信頼感が続いていることになる。

円は、 ロング22,144 ショート80,925 ネット-58,781 前週比-7,475
直近4週間でショートが拡大し2月中旬から市場センチメントが円先安感に変化している。ただし、ネットのポジションはショート5万コントラクト台と、昨年終盤の10万台の半分で本格的な円先安をまだ織り込めず。

ユーロは、 ロング151,857 ショート227,602 ネット-75,745 前週比2,421
直近4週間は7万コントラクト台のショートとそれほど変化は見られず、年初から始まったユーロ先安ムードも若干ながら停滞気味。3月7日のECBショックにもかかわらず、ユーロのショートは予想外に増えず、その後もEURUSD反発を見れば納得できる。

ポンドは、 ロング29,927 ショート66,623 ネット-36,696 前週比-1,767
IMMのデータだけを見れば驚きで、ブレグジットを巡る不透明感で市場が騒いでいるにも関わらず、ポンドのショートは拡大せず逆に年初からは減少。まだまだ可能性が低いが、もし期待通り合意したらどうなることやら!

カナダドルは、 ロング20,276 ショート61,329 ネット-41,053 前週比-609
直近3週間はショート微増しているも、大きな変化は見られず。カナダ中銀のハト派発言を織り込み原油価格も上昇しており積極的なショート積み増しも期待薄。

豪ドルは、 ロング25,440 ショート69,139 ネット-43,699 前週比-2,958
直近2週間はショートが拡大しているも、水準的には安定し弱気なムードも見られず。

詳しくは別表を!
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