2019/09/10

2019年9月10日(火)22時45分ごろの動き

2019年9月10日(火)22時45分ごろの動き

独DAXが上昇するも、英FTSEは小幅低下、米株は下落からスタート。米10年債利回りは上下変動するも1.65%近くと前日と変わらず。原油価格(WTI)は一時58.69ドルまで上昇するも58ドル近くへと軟化、ただし前日を引き続き上回る。金価格は1500ドル台を回復し1508ドル台で推移。

肝心の為替相場は、期待の米債利回りは強さが見られず、株価も軟調でミニリスク回避の動きへ。英議会は10月13日まで閉会に突入、米中ハイレベル通商協議も10月初めまで大きな動きは期待できず。目先のECB理事会でQEの有無がEUR相場にとって明暗を分ける重要な要因となっている。

中国のCPI前月比は予想を上回り、前年比は前回と同じだが予想を上回る。中国PPIは予想外に弱く3年ぶりの下げ幅となり、結果として景況感の悪化を危惧。中国株は下落しAUD売りが一時強まるも0.6850以下は底堅く下げ止まるも上値の重い展開は変わらず0.6840台まで続落中。

GBPUSDは、英下院が2度目の解散総選挙の動議を否決、英議会は10月13日まで閉会に突入。欧州市場の序盤の1.2379を高値に一時1.2307まで下落。英雇用統計は、ILO失業率は若干改善、含むボーナス平均所得は強く出てボトムを抜け出し、カーニーBOE総裁が「英国ではマイナス金利は政策手段として必要ではない」との報道もあり1.2370台を一時回復。

USDJPYは、アジア市場の107.50に続き、欧州市場に入って一時107.49まで上昇するも、期待の米債利回りは強さが見られず、株価も軟調でミニリスク回避の動きに107.20と早朝の安値107.18に並ぶ水準まで下落。

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17:30    GBP 7月 雇用統計: 失業率=3.3%(予想 前回3.2%)、失業保険申請件数=2.82万人(予想3.0 前回2.8→1.98万人)、ILOベース失業率=3か月比3.8%(予想3.9% 前回3.9%)、除くボーナス平均所得=3か月前年比3.8%(予想3.8% 前回3.9%)、含むボーナス3か月前年比4.0%(予想3.7% 前回3.7→3.8%)

21:15    CAD 8月 住宅着工件数=22.66万件(予想21.25 前回22.2→22.25万件)

21:30    CAD 7月 住宅建設許可=前月比3.0%(予想2.0% 前回-3.7→-3.1%)

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ジュリアス・ベア
◎英国の合意なきEU離脱の確立を10%に引き下げ、離脱延期の可能性を75%に引き上げた。

ショルツ独財務相
◎しっかりとした財政基盤を持っており、経済危機が実際にドイツや欧州を襲った場合でも、数十億ユーロを注入して対応できる状態にある。

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