2019/09/01

今週の主な材料(9月2~6日)

今週の主な材料(9月2~6日)

今週から第4四半期が始まり、週明け2日の月曜は米国市場レーバーデーで休日となり米中は共に新たな制裁・報復関税措置の一部を実施する。米中の通商協議をめぐり、為替・債券・株式相場が変動することはいつもながら変わりない。

また、ブレグジットをめぐり9日から英議会は5週間の休会に入る。その前に一波乱、二波乱あるのか? ジョンソン英首相と野党との闘いが気になる。さて、為替相場の動きや予想に関しては、「今週の為替相場を考える」にバトンを渡すことにして、今週予定されている材料を考えてみたい。

今週のメインは何と言っても、米雇用統計「9/6(金)」で、非農業部門雇用数の予想15.9万人(前回16.4万人)と若干の減少が、平均時給は前年比の予想3.1%(前回3.2%)とあり、予想数字だけを見ると弱さが目立っており、事前の動きはそれなりにリスクに配慮し慎重であることが予想される。同時刻には、カナダの雇用合計もあり、いつもながらCADは独自の展開となる可能性が高い。また、9/6日には、パウエルFRB議長が、ジョーダン・スイス中銀総裁と、経済見通しと金融政策について討論会が予定されている。

豪州発
9/3(火) AUD相場にとって大きな変動要因となる豪中銀と金融政策があり、政策金利1.0%の据え置きが予想されている。据え置きはほぼ間違いないと思われるも、今後の見通しに関して相場が変動することも間違いない。(詳しくは「今週の為替相場を考える」を参照)
9/4(水) 第2四半期のGDPの発表がある。前期比予想0.5%(前回0.4%)、前年比予想1.4%(前回1.8%)と前年比の数字の弱さが気になる。

カナダ発
9/4(水)カナダ中銀は政策金利1.75%の据え置きが予想されている。主要国とで唯一金利を据え置いているカナダ中銀、利下げの有無はもちろんながら今後の見通しに対してCAD相場への影響は大きそう。

それ以外では、
9/2(月)
中国製造業PMI
ユーロ圏各国の製造業PMI
英製造業PMI

9/3(火)
米ISM製造業景況指数

9/4(水)
中国PMI
ユーロ圏各国総合・サービス業PMI
英総合・サービス業PMI
米貿易収支
FRBの地区連銀経済報告

9/5(木) 
スイス第2四半期GDP
スウェーデン金融政策
米新規失業保険申請件数
米第2四半期非農業部門労働生産性・単位労働コスト
米総合・サービス業PMI
米ISM非製造業景況指数
米製造業新規受注・耐久財受注

9/6(金) 
ユーロ圏第4四半期GDP

詳し予定は別表をご覧ください。

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