2019/09/14

2019年9月14日(土)昨日13日、海外市場の動き

2019年9月14日(土)昨日13日、海外市場の動き

週末金曜日。米中貿易摩擦の緩和期待が膨らみ、債券ロングの巻き戻しに米債利回りは上昇が続き、為替相場ではリスク回避通貨のJPY+CHFの調整売も止まらず小幅安で、AUDは小幅高でNZDは弱く、GBPの上昇だけが目立っている。

米株はダウ小幅高で推移するも、NasdaqとS&P500は小幅ながら低下。米債利回りの上昇は止まらず、10年債は1.9%と9月3日の1.428%をボトムに8連騰で2年債も1.8%へ上昇。WTIは55ドルを割り込み54.90近辺で推移。

GBPUSDは英議会の休会が続く中、ジョンソン首相が主張して譲らない10月31日の合意なきEU離脱の可能性が後退し、北アイルランドDUPが一部EU規則の順守受け入れる方針との報道に過去4日間上値が重かった1.2380を上抜けし、9月3日のボトム1.1958から7月下旬の高値水準に並ぶ1.2500の大台まで上昇。前日比でも1.34%上昇と強さが際立っているが、16日のジョンソン首相とユンケル委員長+バルニエ首席交渉官との会談でどう動くのか気になる。

USDJPYは、なんと言ったらいいのだろうか!  アジア市場の108.26をトップに欧州序盤の107.91をボトムしたレンジ内での動きに留まり108.06で終了。108円の高値水準とどまり、米債との連動性を考えればJPY売りで、テクニカル的にはJPY売りが続いている。引き続き米中貿易摩擦の緩和期待の「リスク選好材料=JPY売り」のリスクは残るが、さすがに108円台までくれば積極的な円売りも見られない。ただ、米10年債利回りが2.0%を超え続伸してくれば状況は変わりそう。

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21:30    USD 8月 小売売上高=前月比0.4%(予想0.2 前回0.7→0.8%)、除く自動車前月比0.0%(予想0.1% 前回1.0%)→ 前月比は前回から低下するも予想を上回る

21:30    USD 8月 輸入物価指数=前月比-0.6%(予想-0.3% 前回0.2%)、前年比-2.0%(予想-2.0% 前回-1.8→-1.9%)→ 前月比は予想外にマイナス幅が拡大し、前年比は5か月連続して前年比でマイナス幅が拡大

23:00    USD 7月 企業在庫=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.0%)→ 予想を上回る

23:00    USD 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=92.0(予想90.5 前回89.8)→ 予想を上回る

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トルコのエルドアン大統領
◎米国製地対空ミサイルシステム「パトリオット」の購入を巡り、トランプ大統領と今月協議した。

ジョンソン英首相
◎16日にルクセンブルクで欧州委員会のユンケル委員長とEU側のバルニエ首席交渉官と会談。
◎合意にこぎ着けようと賢明に取り組んでいる。合意に向けたたたき台は存在する、

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