2019/09/13

2019年9月13日(金)15:00時ごろの動き

2019年9月13日(金)15:00時ごろの動き

週末の金曜日で重大イベントも過ぎ、ECB理事会は期待通り利下げとQEを実施へ。米CPIのコア前年比は予想外に強くでるも、来週のFOMCで利下げ観測は変わらず。米大統領の顧問は中国と暫定合意案を検討と好材料も加わり、日経平均株価の上昇傾向は止まらず一時2万2千円へ上昇。中国株も強く0.75%近く上昇。米債利回りも一時1.79%台へと上昇し、相変わらず流れはリスクオン。

為替市場は大きな動きは見られないが、米債利回りも底堅く株価も強く、結果的にリスク回避にJPY+CHFは強さがみられず。EUR+GBP+AUD+CADと底堅さが続いている。

USDJPYは、株高+米債利回りの上昇=円売り圧力は変わらないが、ECBが利下げとQEを決定し、来週はFOMCが利下げをすることもほぼ間違いない。そのような環境でリスクオン=円売りの流れがどこまで有効なのか? 104.50~107.00のレンジの上限を上抜け、107~109のレンジにかさ上げされている可能性は否定できないが、頭の中では円高への圧力が終わっていないのでは? との思いは強くそのタイミングもそう遠いようには思えない。

EURUSDは、ECBの利下げとQEの決定直後の動きら反発し底堅い展開となっている。材料の出尽くしが要因とした週末の調整局面の動きとしか考えられず。確かに1.100の大台を直近2回試し共に反発しており底堅いことも事実ながら、ダウントレンドで変わりない。1.1150~60を超えてくれば話は別だが、1.1100超えからロングポジションを取る気にもなれず。

AUDUSD、NZDUSD共に、米中貿易問題の進展期待で底堅くなっており、中国は国慶節を前にして安定を求める動きに底堅くなるリスクは残るも、方向転換は考えられず。

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13:30    JPY 7月 設備稼働率・確報値=前月比1.1%(予想 前回-2.6%)、鉱工業生産=前月比1.3%(予想 前回1.3%)、前年比0.7%(予想 前回0.7%)

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トランプ大統領
◎中間層への大規模な減税を計画し、今後1年間に発表へ。

ブレグジット(ブルームバーグ)
◎「合意なき離脱」を回避するには10月17、18日に開かれるEU首脳会議で、英国を除く加盟27カ国が離脱交渉期間の延長を全会一致で承認する必要がある。それが唯一の方法だとすれば、離脱延期を各国はおおむね支持する意向だが、首脳の1人がジョンソン首相を手助けする可能性が懸念されると複数のEU当局者が非公式に話した。
◎ハンガリーのオルバン首相は、難民支援を犯罪とする国内法や民主主義の制限を巡りEUと対立している。ジョンソン氏がオルバン氏の説得に動くことをEU当局者は心配し、EU首脳会議で同意に反対する誰かの拒否権行使を阻止する手段がほとんどないことをひそかに認めた。

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