2019/09/17

2019年9月17日(火)18:30時ごろの動き

2019年9月17日(火)18:30時ごろの動き

3連休明けの東京市場は、サウジショックを織り込みながら日経平均株価は上昇し強さを見せるも上昇幅は限定的。上海総合は中国経済の弱さが目立ち1.74%と大幅下落。米10年債利回りは1.82%割れまで下落し2年債も1.74%台まで下落。注目の原油価格(WTI)は一時61.61ドルまで下落するも下げ幅を縮める動きへ。

為替相場は、豪中銀議事要旨はハト派で年内1~2度の利下げ期待が強まり、AUDUSDは0.6870→0.6330まで続落と、前日の弱い中国鉱工業生産(17年はぶり)、小売売上高、固定資産投資と続いたこともあり、欧州市場に入っても安値圏で推移。新たなAUD売りの材料にされやすい。

USDJPYは、日本株が予想外に強く底堅く108.02~108.37のレンジ内での推移となった。108円台を維持していることで底堅く見えるも、弱い中国株や米債利回りを見ると、リスク回避の巻き戻しが続くようにも思えず。引き続き原油価格と米債利回りを注目し、トランプ発言が波乱材料。

GBPUSDは、昨日のジョンソン・ユンケル会談も成果がみられず。来月中旬まで議会を閉会した決定が違法かどうか審理で、最高裁は今週19日まで審理を行い結果は20日以降になる予定で今後の動きが気になる。早朝の1.3235をボトムに欧州市場序盤は一時1.3259まで上昇するも動きは緩慢。

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6:00    AUD 第3四半期 ウェストパック消費者信頼感=103.1(予想104.0 前回103.5)

10:30    AUD 第2四半期 住宅価格指数=前期比-0.7%(予想-1.0% 前回-3.0%)、前年比-7.4%(予想-7.7% 前回-7.4%)→ マイナス幅は予想外に縮小

18:00    EUR 9月 ZEW景況感調査=-22.4(予想-32.2 前回-43.6 )→ 予想外にマイナス幅は縮小へ

18:00    GER 9月 ZEW景況感調査:期待指数=-22.5(予想-37.8 前回-44.1)、現況指数=-19.9(予想-15.0 前回-13.5)→ 予想外にマイナス幅は縮小へ


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独ZEW
◎ECBは追加緩和により経済リスクを削減しようと試みている。
◎合意なき離脱が回避される望みがある
◎米中貿易戦争のエスカレートのおそれは後退。

英最高裁
◎ジョンソン首相が来月中旬まで議会を閉会した決定が違法かどうか審理を行う。
◎スコットランドの上級裁判所が今月11日、違法との判断を示したが、ロンドンの高等法院(高裁)はその1週間前、議会閉会の差し止めを求める申し立てを却下。ただし、最高裁への上訴は可能とした。
◎ 最高裁は今週19日まで審理を行うが両訴訟を審理し20日以降に判決へ。

米通商代表部(USTR)
◎ 貿易問題を巡る中国との次官級協議を19日からワシントンで行う。

全米商工会議所のトム・ドナヒュー会頭
◎米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が中国の知的財産権や技術移転などの問題に対処する「本物の合意」を目指すと述べた。

豪中銀議事録
◎成長とインフレ目標の達成を支援するため、必要に応じて一段の政策緩和を検討する。
◎豪賃金の伸びの上昇傾向は勢いを失っていると指摘し、米中貿易摩擦にも懸念。
◎賃金の伸びやインフレが加速するためには、失業率が4.5%へ低下する必要があると推計
→ 緩和バイアスを強める内容だったと述べ、10月の会合で政策金利が0.25%引き下げられる可能性があるとしている。
→ 24日に予定されているフィリップ・ロウ総裁の講演内容も注目。
→ 年内にあと1回の利下げの可能性が強まる。中銀は11月まで待つ必要がなく、10月に利下げの可能性があるという。


スイス経済相経済事務局
◎19年スイスGDP予測を1.2→0.8%に下方修正、20年は1.7%と変わらず。インフレ予測は2019年0.6→0.6%、2020年0.6→0.45 と下方修正。

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