2019/09/14

2019年9月13日(金)23:45時ごろの動き

2019年9月13日(金)23:45時ごろの動き

週末の金曜日、市場のテーマは歩み寄りが見られる米中間の制裁緩和の動きと、来週のFOMCの利上げ。為替市場は、GBPUSDの上昇がリードするドル売りの流れへ。ただし、米債利回りの上昇が続きJPY売りの流れを抜け出せず。

米小売売上高は前月比が強く、除く自動車は強さが見られず。輸入物価指数の前年比は-2.0%と5か月連続しマイナスへ。企業在庫は若干強く、ミシガン大学消費者信頼感指数は予想外に強い。

米株は小幅ながら前日比から上昇、米債利回りは上昇し10年債は1.86%台まで上昇。原油価格(WTI)は小幅安で、金価格は弱く1500を何とか維持。

GBPUSDは、欧州序盤には民主統一党(DUP)が、英国がEUを離脱した後も北アイルランドがいくつかのEU規制に従う案を受け入れる方針との報道に目先のレンジを上抜け7月25日以来の高値水準まで上昇。GBPUSDは前日の高値1.2366を上抜け1.2475まで上昇。ホーガン欧州委員も英議会の動向が、離脱延期の可能性を高めたと発言している。

EURUSDは、大枠1.1050~1.1110のレンジ相場を継続中。

AUDUSDは、アジア市場の0.6859をボトムに欧州市場は一時0.6882まで上昇、米国市場に入り米小売売上高発表時の0.6865をボトムに米国市場に入り0.6889まで続伸中。

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21:30    USD 8月 小売売上高=前月比0.4%(予想0.2 前回0.7→0.8%)、除く自動車前月比0.0%(予想0.1% 前回1.0%)→ 前月比は前回から低下するも予想を上回る

21:30    USD 8月 輸入物価指数=前月比-0.6%(予想-0.3% 前回0.2%)、前年比-2.0%(予想-2.0% 前回-1.8→-1.9%)→ 前月比は予想外にマイナス幅が拡大し、前年比は5か月連続して前年比でマイナス幅が拡大

23:00    USD 7月 企業在庫=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.0%)→ 予想を上回る

23:00    USD 9月 ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値=92.0(予想90.5 前回89.8)→ 予想を上回る

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中国政府(新華社)
◎米製品への追加関税から大豆や豚肉など一部農産物を除外へ。

IFO経済研究所
◎2019年のドイツ経常黒字額は4年連続で世界最大となる見通し。

英政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)
◎バックストップに関し、EU離脱後に北アイルランドだけがEUの規則に従わなくてはならない事態を容認しない。

英タイムズ紙
◎英政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)が、英国がEUを離脱した後も北アイルランドがいくつかのEU規制に従う案を受け入れる方針

ホーガン欧州委員
◎英議会の動向が、離脱延期の可能性を高めた。

ブルームバーグ・エコノミスト調査
◎9月のFOMCで0.25%利下げし、12月に再利下げをした後は、1.5~1.75%のレンジをしばらく据え置くとの予想が多い。

ホルツマン・オーストリア中銀新総裁
◎12日の議論について同氏は「非常に激しかったが、非常に建設的でもあった」。
◎ECBの最新の金融緩和パッケージは間違いかもしれない。

日銀金融政策委員会
◎19日の会合で、追加の金融緩和を講じるかを議論。長期金利の誘導目標の扱いが焦点に。

ホーガン欧州委員
◎英議会の動向が、離脱延期の可能性を高めた。