2018/05/10

2018年5月10日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018510日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

BOEは政策金利の据え置きを決定するも、四半期インフレ報告はインフレ率と成長率予測を下方修正し、ポンド急落。米CPIは予想を下回りドル全面安へ。

米株は上昇、米債利回りは低下、原油価格(WTI)71.76ドルまで上昇後値を下げ前日とほぼ同水準で推移。

GBPUSDは、BOE金融政策委員会は予想通り72で政策金利1.75%の据え置きを決定、2名は利上げを支持。四半期インフレ報告は1年後のインフレ率2.28→2.13%へ下方修正、GDP見通しも20181.8→1.4%へ下方修正したことで、悪材料出尽く=ポンド反発を意識した買いに1.3617まで上昇していたGBPUSD1.3600→1.3490まで急落。58日の安値1.3485とほぼ同水準で下げ止まり、1.3500割れの買いの余力も感じられる。

USDJPY110.02を高値に達成感があったのか? 110円ストライクとしたオプションがらみの動きなのか上値は重く、GBPJPYの急落の影響もあり109.73→109.54まで下落。米CPIを受け109.30台まで続落しようやく下げ止まる。

逆に、弱い米CPIを受けて活発化したドル売りに、EURUSD1.1880→1.1947まで上昇。AUDUSD0.7490→0.7535まで上昇するなど、GBPUSDを除きドルは全面安。

NZDUSDは早朝のNZ中銀の金融政策後のハト派声明を受け0.6980台から急落し一時0.6903まで続落した流れを回復できず。弱い米CPIを受け0.6930→0.6970まで上昇するも前日比では弱含みで推移。