2018/05/27

今週の主な材料(5月28日~6月1日)

今週の主な材料(5月28日~6月1日)

28日月曜日は英米が3連休となるも、今週は目まぐるしく変化する世界情勢と米国発の重要指標に上下いずれの方向にも動く可能性が高い。現時点では振り出に戻った米朝首脳会談と、やや強い米雇用統計と、先週末にリスク回避の逃避先として債券が買われ・利回りが低下した米債の反動の動きを意識したい。

5月31日~6月2日にG7財務相・中銀総裁会議があり多くは期待できないが、何らかの材料を提供してくれることも意識。 世界情勢やそれを取り巻く変化では、二転三転中の米朝首脳会談の開催は? イタリア・ポピュリズミ連立政権の影響は? 米中貿易問題は? 米国のイラン核合意から撤退とのイラン情勢は? トルコ・アルゼンチンは通貨防衛の利上げ実施、新興国通貨の下落は? これらを十分に注意してポジションをとるか維持する必要も。

金融政策・経済指標では、米雇用統計は? 米GDPは? 米個人消費は? カナダGDPは? カナダ中銀の金融政策は? これらを意識しながらも、発表当日にはそれなりのポジション調整が入りやすいことも覚悟。 

今週のメインイベントとなる米雇用統計の予想数字を見ると、米非農業部門の雇用者数は予想19.0万人(前回16.4万人)と拡大が見込まれ、平均時給の前月比予想0.2%(前回0.1%)、前年比予想2.6%(前回2.6%)とやや強い数字が期待されている。

また、米GDP改定値は前年比=予想2.6%(前回2.6%)、個人支出=前月比予想0.4% 前回0.4%、個人消費支出・価格指数(PCEデフレーター)=前月比予想0.2% 前回0.0%と若干強めの予想となっている。

今週5月28日(月曜)は米国市場がメモリアルデーで休場、英国市場がスプリング・バンク・ホリデー休場と、世界の2大市場が休場となり、よほどサプライズなことがなければ動きは期待できず。逆に月末30、31日、月初1日に経済指標などの発表は多く集中し注意日となっている。

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主な発表予定

5/28 (月)米国市場はメモリアルデーで休場、英国市場はスプリング・バンク・ホリデー休場で特に無し。

5/29(火)
米S&Pケースシラー住宅価格、米CB消費者信頼感指数

5/30(水) OECD経済見通し
独小売売上高、仏GDP、独雇用統計、ユーロ圏消費者信頼感、独CPI、米ADP雇用統計、米GDP、米卸売在庫、カナダ金融政策、米ベージュブック

5/31(木)G7財務相・中銀総裁会議(~6月2日)
中国PMI、ユーロ圏CPI、米個人所得・個人消費、米シカゴPMI、米中古住宅販売成約指数

6/1(金) G7財務相・中銀総裁会議(~6月2日)
中国PMI、ユーロ圏各国製造業PMI、米雇用統計、米ISM製造業景気指数、米PMI

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