2018年5月3日（木曜）アジア・欧州・米国市場序盤の動き
FOMCも終わり、米雇用統計を明日に控え、米株はマイナスからスタートし下げ幅を拡大、米10年債利回りは2.92％台まで低下。原油価格（WTI)は67.30台へと軟化。為替相場はドル売りへと傾きかけた動きも続かずドル買いが復活。ただしUSDJPYは下落し109円を試す動きとなり円はクロスでも全面高。
アジア市場は、予想を上回る豪貿易黒字＋強い住宅建設許可にAUD買い始まり、これを引き金にドル売りの流れがスタート。主要国でドル売りの流れが強まる。
欧州市場は、上昇傾向にあったGBPUSDとEURUSDも、英サービス業PMIが予想外に弱くGBPUSDは1.3630をトップに売りが強まり、ユーロ圏CPIが弱くEURUSDは1.2009をトップに買いから売りへと変化。資源価格と連動性の高いAUDUSD、NZDUSD、USDCADは上昇傾向が続き、USDJPYは緩やかな売りはが続き109.50を割り込んでからは投機筋のストップの売りが目立ち109.10台まで続落。
米国市場の序盤は、米株安からスタートし、米債利回りは軟化。強い新規失業保険申請件数、赤字額が予想を下回った米貿易収支、強い米総合PMI、弱いISM非製造業PMI、強い製造業新規受、速報値と変わらない米耐久財受注と、経済市場の発表と強弱混在する中で、ドルの買い戻しが強まり、EURUSDは1.1950台へ、GBPUSD1.3550台へ下落、強さを維持していたUSDCADは貿易赤字が予想外に拡大しCAD売りへと変化。AUDUSD、NZDUSDもトップアウトし、USDJPYを除く主要国通貨でドル買いの動きが強まる。
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10:30 AUD 3月 貿易収支＝15.27億豪ドル（予想8.65億豪ドル 前回8.25→13.49億豪ドル）→ 黒字額が予想と前回を上回る
10:30 AUD 3月 住宅建設許可＝前月比2.6％（予想1.0％ 前回-6.2→－4.2％）、前年比14.5％（予想10.8％ 前回-3.1→-0.5％）→ 予想と前回を大幅に上回りAUD買いが強まる
17:30 GBP 4月 サービス業PMI＝52.8（予想53.5 前回51.7）→ 予想を下回りGBP売りが強まる。
18:00 EUR 4月 消費者物価指数・速報値＝前年比1.2％（予想1.3％ 前回1.3％）コア前年比0.7％（予想0.9％ 前回1.0％）→ 予想を下回る
18:00 EUR 4月 生産者物価指数＝前月比0.1％（予想0.1％ 前回0.1％、）前年比2.1％（予想2.1％ 前回1.6％）→ 予想と変わらず、前年比は前回を上回る
21:30 USD 新規失業保険申請件数＝21.1万件（予想22.5万件 前回20.9万件）→ 予想を下回り改善、1969年12月来の低水準となった前週よりは上昇するも引き続き低下傾向は変わらず。 4週平均は1973年3月来の低水準、
21:30 USD 第1四半期 非農業部門労働生産性・速報値＝前期比0.7％（予想0.9％ 前回0.0→0.3％）、単位労働コスト・速報値＝前期比2.7％（予想2.9％ 前回2.5→2.1％）→ 共に予想を下回る
21:30 CAD 3月 国際商品貿易＝-41.4億カナダドル（予想-22.5 前回-26.9→-29.3億カナダドル）→ 予想外に赤字幅が拡大
21:30 USD 3月 貿易収支＝-490億ドル（予想-500憶ドル 前回-576→-577憶ドル）→ 赤字額が予想を下回る
22:45 USD 4月 総合PMI・確報値＝54.9（予想 前回54.8）、サービス業PMI・確報値＝54.6（予想 前回54.4）→ 前回を小幅に上回る
23:00 USD 4月 ISM非製造業景気指数＝56.8（予想58.5 前回58.8）→ 予想を下回る
23:00 USD 3月 製造業新規受注＝前月比1.6%（予想1.4％ 前回1.2→1.6％）、除く輸送＝前月比0.3％（予想 前回0.1→0.2％）→予想を上回る
23:00 USD 3月 耐久財受注・確報値＝前月比2.6％（予想 前回2.6％）、除く輸送（コア）前月比0.1％（予想 前回0.0％）→ 前回変わらず
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