2018/05/28

2018年5月28日(月曜)欧州市場の動き(午後11時頃)

2018年5月28日(月曜)欧州市場の動き(午後11時頃)

ロンドン・NY市場が休場で本来は抜け殻的な相場展開となるも、イタリア大統領はコッタレ・元IMF高官を暫定首相に指名し組閣を命じるも、「五つ星」運動は大統領を弾劾する提案を検討しているとの報道にEUR売りが止まらず。

欧州株は弱く(除くFTSE100 )、東南アジア市場の株価は大半が下落。原油価格(WTI)は減産合意の解除期待に66.42と売り圧力は止まらず。

安全資産JPYは買われ、USDJPYは約-0.05%と前週末より若干ながら低下、日中では早朝の取引開始直後の109.75→109.23までと約-0.4%の円高となりリスク回避の流れへ。

一方、、トルコ中銀は金融政策の簡素化を発表しTRYは急伸。インドネシア中銀は6月30日に臨時政策会合を開き通貨防衛で利上げが予想され、ともに通貨は上昇。ZARを含め新興国通貨高へと動いている。

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【北米】
トランプ大統領=連邦政府職員の免職や労働組合に対する締め付けを容易にすることを狙った3件の大統領令に署名

カナダ財政収支は赤字額が縮小=2017/18年度(4─3月)の財政収支は161.9億カナダドル(前年度-218.5億カナダドル)から縮小。

【欧州】
イタリアの次期首相候補に指名コンテ氏=マッタレッラ大統領と会談し、EU懐疑派のサボナ元産業相の入閣に対し、大統領が反対し組閣はできず→ 一時これを好感しイタリア資産が買われEUR買いの材料となるも、「五つ星」運動は大統領を弾劾する提案を検討していると表明し逆にEUR売りの材料となる。

マッタレッラ・イタリア大統領=「経済相以外の閣僚はOKだった。経済相のポストはすぐに信用や警告のメッセージとなって市場に影響を与える

マッタレッラ・イタリア大統領=コッタレ・元IMF高官を暫定首相に指名し組閣を命じる→ 
スタージョン・スコットランド自治政府首相=スコットランドが英国から独立しても、ユーロ圏に加わらず。ポンドは現在のスコットランドの通貨でポンドの使用をやめさせるものは何一つない。

【アジア・その他】
トルコ中銀=金融政策の簡素化のプロセスを完了。1週間物レポ金利を政策金利とし、現在の後期流動性窓口金利と同水準の16.5%とする。翌日物借入金利は1週間物レポ金利を150bp下回る水準、翌日物貸出金利は1週間物レポ金利を150bp上回る水準となる。→ この措置によりUSDTRYは-2.4%近く大幅下落しTRY買いが強まる

ペリー・インドネシア中銀総裁=6月30日に予定外の政策会合を開き、通貨防衛で政策金利0.25%の利上げを予想→ この報道にUSDIDRは-0.9%近く下落しIDRが上昇

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