2018/05/14

2018年5月14日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年5月14日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週明け月曜日のアジア市場は特筆することもなく、週末リスクもはけ小幅ドル売りへ。一日を通じて経済指標の発表はなく、逆に中銀関係者の発言は多いが、各国中銀総裁の発言はなく動きは限定的となる可能性も。

明日15日は、豪中銀議事録、ユーロ圏・独GDP、英雇用統計、米小売売上高、NY連銀製造業景気指数、企業在庫など、欧米市場で相場が動きやすい発表が控えていることもあり、ドルロングの調整が続く可能性がある反面、新たなポジションを作りにくい状況にもある。

EURUSDやGBPUSDで、テクニカルベースで底値感が強まっているか、週明け開始直前の水準をボトムに0.3%近く上昇しドル売りの流れをリードしている。特にEURUSDは先週末の高値1.1968を上回り上昇中。GBPUSDも前日の高値1.3596には今一歩届かないものの、買い圧力は強い。

日経平均株価は前日比+107.38(+0.47%)上昇し米株先物も堅調に推移。米10年債利回り2.971%と前日とほぼ高水準で推移。原油価格(WTI)は70.32(-0.54%)と70ドルの大台を維持しながら軟化ぎみ。

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【北米】
メスター・クリーブランド連銀総裁=3月にPCEデフレータが2%に達したが、持続的では無い可能性も。インフレ上昇の一部は商品高を反映。FF金利は、最終的には3%程度と推計される長期中立金利を上回る水準となる必要も

【欧州】
メイ英首相=EU離脱への決意再表明、全ての関係者の譲歩がなければ実現はできないと訴え、EU関税同盟を巡る閣僚間の対立をけん制⇒ サンデー・テレグラフ紙「メイ政権の閣僚28人中、少なくとも12人が、メイ首相によるこの提案を阻止する意向」。

【アジア・その他】
ロウハニ・イラン大統領=核合意で残りの5カ国が引き続き合意を順守するなら、イランは合意にとどまる。


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