2018/05/24

2018年5月24日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年5月24日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米中通商協議、米朝首脳会談とイタリアポピュリズミ連立政権、中東の地政学的リスクと新興国通貨安と、リスク回避の流れは決定的な変化は無い中で、英米市場が3連休となることが意識されているのか、昨日のリスク回避の流れか加速した大幅は変動も弱まり、明日の金曜日を前にしてポジション調整ぎみの動きが強まる。

そんな中で、トランプ大統領は米朝首脳会談の中止を発表!! 円高の動きがさらに加速。

最近の景況として アジア・欧州市場の流れが米国市場で急変することも多く、トランプ大統領の発言を含め、これからの米国市場の動きは、23:00、24:00、02:00と相場変動が高まる時間帯には警戒が必要。

米株先物は小幅安、欧州株も弱くEURO STOXX600は-0.04(-0.02%)、FTSE100とDAXも小幅低下。米10年債利回りは2.982%と3.0%を割り込み弱く、原油価格(WTI)も70.97(-1.20%)と軟化。

為替相場は、USDJPYの戻りは109.70台をピークに予想外にドル買いは弱く、株安+米金利の低下よりも、昨日のリスク回避=JPY買い+CHF買いの流れの継続に、クロスを含め円高傾向を維持。トランプ大統領は米朝首脳会談の中止を発表したことで、アジア市場の安値109.33を割り込み続落中で、円高傾向は止まらず。

EURUSDは、アジア市場の1.1690~1.1740の狭いレンジから、独GDPも予想通りで材料とならず、欧州勢の参入に上限を上抜け1.1746まで上昇。1.1700~40の動きで積極的な動きは見られず。

GBPUSDは、アジア・欧州市場の序盤は1.13350~80の狭いレンジから、予想外に強い英小売売上高を契機に1.3420台へ急伸。米国市場の序盤は弱い米現物株のスタートや伸び悩む米金利にも1.3410台を上回ることはできず。

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