2018/05/22

2018年5月22日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年5月22日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

昨日に続き、今日も主要な経済指標の発表は少なく、為替相場は小幅な変動でややドル売りに傾いてはいるもこれといった材料は見当たらない。ただ、相場への影響は見られないが、昨日のムニューシン米財務長官とクドローNEC委員長のドル高誘導ともとらえかねない発言の真意が気になっている。

米中では、引き続き米中通商協議で合意した内容の具体的策待ちで、来週訪中する財務長官の動きを待ちたい。米イラクでは、ポンペオ米国務長官から米国の要請を受けなければ「史上最強の制裁措置を導入」との発言もあり米国の対イランへ強硬な姿勢は変わらず、次のテーマとなっている。米朝では来月の首脳会談をめぐり、ペンス米副大統領かは「北朝鮮の出方次第でトランプ大統領は米朝首脳会談を取りやめる用意がある」と発言、引き続き台風の目となっている。

日経平均株価は-42.03(-0.18%)と小幅低下、米株先物は小幅上昇を維持。米10年債利回りは一時の下げから回復し小幅上昇し、原油価格72ドル台半ばと上昇傾向は止まらず。

USDJPYは、昨日111.50円を試し失敗、逆に111.00を割り込み一時110.84まで下落。日本株のクローズとオプションの東京カットの午後3時から円売りへと変化するも111.10台止まりと大きな動きにならず。ポジション調整の域を脱しきれず引き続き大きく円高に振れる材料も見当たらない。

EURUSDは、1.1757~1.1797の狭いレンジで、イタリアの政局を意識しながらも方向感は定まらず。GBPUSDは1.3414~38のレンジから、欧州勢の参入とともに上値を更新する動きが強まっている。

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