2018/05/24

2018年5月24日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年5月24日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

為替相場は、USDJPYが一時109.30台まで下落し円高圧力止まらず、円はクロスでも全面高。主要国通貨のGBPUSD+EURUSDは底値を切り上げやや値を戻し、昨日大幅利上げに値を下げたUSDTRYは逆に上昇しTRY売りへと動き、USDMXN、USDZARもドル買いの流れが続いている。

欧州市場では、ECB理事会議事録とBOE主催のマーケットフォーラムで通貨当局の発言も意識する必要がある。また、カーニーBOE総裁もロンドンのエコノミスト年次総会で発言が予定されており注意したい。

政治的な駆け引きの渦の中で真実は不明ながら、米中通商交渉の結果に疑問が持たれ、米中首脳会談の開催が危ぶまれるとの思惑や、昨日のトルコ中銀の予想外の大幅利上げのような通貨防衛策の実施で根本的な流れを変えられるかは疑問。米債利回りの上昇による為替変動が続きリスク回避に安全通貨の上昇は変わらず。

日経平均株価は一時3%を上回る下げで3日続落し、中国株も軟調に推移。米10年債利回りは一時2.978%まで下落するも底堅く3.0%の大台を回復。原油価格(WTI)は71.67
(-0.24%)と小幅低下。

USDJPYは早朝の110.08を高値にアジア、欧州市場序盤には昨日の安値109.56を割り込み109.30台まで下落。テクニカルポイントでもある109.20~30では買いが厚く、米10年債利回りもやや戻し気味で109.60台まで値を戻している。109.20~30→110.20のレンジに入りやすいのでは?

EURUSDは、独GDPは予想通りで動けず、独GfKは予想を若干下回る中、1.1691をボトムに昨日の安値1.1676から底値を切り上げつつある。欧州市場ではECB理事会議事録や多数の通貨当局者の発言の予定を意識しながら、現状では1.1700割れが底堅くなりつつあり発言の内容を気にしながらの取引になりそう。

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