2018/05/01

2018年4月30日 米国市場序盤までの動き

2018年4月30日 米国市場序盤までの動き

東京市場が連休の月曜のアジア・欧州・米国市場の序盤は、ドルは全面高で推移。特に、AUDUSDとNZDUSDが-0.5%近くの下落と下げ幅が目立っているが、USDCADは逆に米国市場に入りCAD売りから買いへと変化し、前週末を下回り1.2800に迫る勢いとなっている。

USDJPYは東京市場が休場で実需筋の動きの見られず、109.00を割り込むこともなく、アジア・欧州・米国市場の序盤と109.45まで緩やか上昇するも、米株が弱く米債利回り低下気味で、ロンドンフィキシングのタイミングで売りへと急変し109.10台と元の水準近くへ逆戻り。

EURUSDは弱さが目立ち̠-0.3%近く下落。アジア・欧州市場の序盤につけた1.2130台を高値に米国市場に入っても積極的な買いは見られず1.2060台まで続落。フィキシング近辺でようやく下げ止まり、米株安と米債利回りの低下にようやく反発へするも1.2100の大台は回復できずにいる。

注目の独CPIは、前年比は予想通りながら、HICP前年比は予想と前回を小幅に下回り強さが見られず。

米個人消費支出の前年比は2.0%と2017年2月来の上昇率で、コアPCEデフレータ前年比も1.9%と予想通りながら前回1.6%から上昇し強い。ただし、シカゴPMIとNAR中古住宅販売は予想を下回る。

米株は上昇からスタートするも上げ幅を縮めダウもマイナス圏へと低下、S&P500とNasdaqは前日比でマイナス幅を拡大し弱さが目立っている。米10年債利回りも一時2.976%まで上昇するも3.0%を回復できず2.942%まで低下中。原油価格(WTI)は一時67.17まで下落するも前日比で回復し68.38ドル近辺で推移。