2018/05/31

2018年5月31日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018531日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

イタリア・スペイン債利回りは落ち着きを取り戻すも、新興国通貨は弱くリスク回避の円買いが強まる。

昨日の強い独CPI、今日の仏CPI、ユーロ圏CPIと強い数字が出るも織り込み済みなのEURの買いは続かず逆に前日の反動にEURUSDは下落。米個人支出は強く米新規失業保険申請件数も改善しドル買いが強まり、注目のカナダGDPは前期比が予想外に弱く昨日のカナダ中銀のタカ派発言に急伸した反動が止まらず。USDTRY1.3%台、USDZAR0.855%、USDMXN1.27%と新興国通貨は下落へ。

昨日カナダ中銀のタカ派発言に急伸したCAD(USDCAD下落)はカナダGDPが裏切る結果に(それほど弱いとは思えませんが!)USDCAD1.2980近くまで一時急伸。CADはクロスでも全面安。

USDJPYは昨日の高値109.08に並ぶ109.00台で失速。109.0020が鬼門で、TRYJPY1.68&、ZARJPY1.32%、CADJPY1.18%をトップにクロスで円は全面高の影響を強く受け、108.40近くまで一時下落。29日の安値108.11を否応なしに意識。

EURUSDは昨日の強い独CPIから続き、今日の仏CPI、ユーロ圏CPIと強く、ECBの緩和縮小期待が強まるも1.1720台を高値に、1.1650割れまで続落。

欧州株は強弱混在。FTSE100+0.31%上昇、独DAX-0.71%と下落、注目のイタリア-0.16%、スペイン-0.44%と小幅な下落に留まり、米株は下落からスタート。米10円債利回りは2.84%(-0.017)と軟化気味で、逆に2年債は2.419%(+0.012)と小幅高。

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21:30     USD 4月 個人所得=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3→0.2%)、個人支出=前月比0.6%(予想0.4% 前回0.4→0.5%)、個人消費支出・価格指数(PCEデフレーター)=前月比0.2%(予想0.2% 前回0.0%)、 前年比2.0%(予想2.0% 前回2.0%)、コアPCE価格指数=前月比0.2%(予想0.1% 前回0.2%)、前年比1.8%(予想1.8% 前回1.9→1.8%) 個人支出は予想外に拡大し前月も上方修正、PCE価格指の前月比は強く前年比は変わらず。コアPCE価格指数は前月比と前年比も前回と変わらず。

21:30     CAD 第1四半期 3GDP=前月比0.3%(予想0.2% 前回0.4%)、前期比1.3%(予想1.8% 前回1.7%) 前月比は予想を上回るも前回より低下、前期比は予想と前回を大幅に下回り、直後からCAD売りが強まる。

21:30     USD 週間新規失業保険申請件数=22.1万件(予想22.8 前回23.4万件) 予想外に改善へ

22:45     USD 5月 シカゴ購買部協会指数=62.7(予想58.3 前回57.6 予想を上回る

23:00     USD 4月 中古住宅販売成約指数=前月比-1.3%(予想0.8% 前回0.4→0.6%)、前年比0.4%(予想 前回-4.4→4.3%)

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