2017/10/15

今週の主な材料(10月16日~10月20日)

今週の主な材料(10月16日~10月20日)

今週は金融政策に関する発表は豪中銀議事録以外になく、前週と同じく来週のECB理事会と、10月31~11月1日のFOMC待ちとなっています。逆に、政治的な動きや要人発言がいつながら多く予定されており、結果からくる米株と米金利の動向に注意が必要です。

鳴りを潜めている北朝鮮リスクは潜在的に残り、日米経済対話で日米貿易不均衡の是正問題が再燃するのか? カタルーニャ州の独理宣言の保留は? EU首脳会議で難航しているブレグジット交渉に関して何らかの発言があるのか? 週末の衆議院選の結果は予想通り与党圧勝するのか? 結果によりそれぞれの通貨ペアでの変動は避けられません。

要人発言では、来週のECB理事会を前にして、10/18日、10/20日の慎重姿勢を貫くドラギECB総裁の発言の注目度は高くなっています。10/20日のイエレンFRB議長の発言を含め、米地区連銀総裁や理事の発言が一週間を通じて予定がありタカ派・ハト派に分かれた意見も気になります。インフレ進行で緩和縮小期待が続くBOEですが、10/17日のカーニーBOE総裁、副総裁の発言も注目しましょう。

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【重要なイベント】
10/16(月)=第2回日米経済対話(ワシントン)= 麻生財務相、ペンス米副大統領が参加、日米貿易不均衡の是正問題が気になる。
10/19(木)=スペイン・カタルーニャ自治政府の独立宣言が保留状態の中で、ラホイスペイン首相は設定した自治権はく奪の警告日→ ユーロ相場の変動リスク(日本時間19日17:00時)。
10/19~20 (木~金)=EU首脳会議、ブレグジット交渉に関しての発言があるか。→ ポンド相場の変動リスク。
10/22(日)=衆議院選投開票日 → 事前予想で円相場の変動リスク。

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【要人発言】
10/17(火)=カーニーBOE総裁、ラスムデンBOE副総裁、テンレイロ政策委員、コンスタンシオECB副総裁、カルロス・ポルトガル中銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、ウイルキンス・カナダ中銀副総裁
10/18(水)=ドラギECB総裁、プラートECB専務理事、ダドリーNY連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁
10/20(金)=メスター・クリーブランド連銀総裁、イエレンFRB議長

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【主要な経済指標】
10/16(月)=中国CPI、米NY連銀製造業景気指数
10/17(火)=NZCPI、英CPI、ユーロ圏CPI、米輸入物価指数、米鉱工業生産・設備稼働率
10/18(水)=英雇用統計、住宅着工件数・許可件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)
10/19(木)=豪雇用統計、中国GDP・小売売上高・鉱工業生産、英小売売上高、米新規失業保険申請件数、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米景気先行指数
10/20(金)=カナダ小売売上高・CPI、米中古住宅販売件数、

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【金融政策】
10/16(月)=豪中銀議事録、



詳しくは、別表をご覧ください。

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