2017/10/03

2017年10月3日(火曜)昨日2日、海外市場の動き

2017年10月3日(火曜)昨日2日、海外市場の動き

週明け月曜日は、強い米製造業PMI+米ISM製造業景気指数+建設支出に、米第3四半期GDPの予測値を上方修正する動きも。米株は強く高値を更新、米債利回りはハト派の連銀総裁らの発言もあり横ばいで推移し、ドルは上昇傾向を維持。

為替市場は、強い米経済指標の影響と、逆に弱い英製造業PMIと保守党大会でメイ政権への不信感も根底にあるのか、休み明けからポンドの下落が目立ち、クロスでのポンドは全面安。スペイン・カタルーニャ州の住民投票で独立を支持が多数を占め、スペイン政府との対立を危惧したユーロ売りが強まる。

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〇米株は続伸。DJ+152.51(+0.68%)、S6P500+9.765(+0.39%)、Nasdaq+20.76(+0.32%)
〇米債利回はほぼ横ばいで推移。10年債は前日2.334→2.339%、2年債も1.483→1.483%へ。
〇原油価格(WTI)は、50.55と-1.12(-2.17%)と50ドル台を維持するも大幅下落。

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USDJPYは、前日比+0.24%。予想外に強い日銀短観への反応は限定的で、週末リスクの巻き戻しや、衆議院選では民進党の分裂劇もあり一時113円台まで上昇。9月27日・28日に続き113円台をまたしても維持できず失敗、強い米経済指標で上下変動しながらも、結局は112.50をボトムに小幅上昇。

EURUSDは、前日比-0.68%。スペイン・カタルーニャ州の住民投票を受けた混乱を危惧。ユーロ圏製造業PMIも伸び悩みEUR売りの材料へ。アジア・欧州市場で下落が続き、米国市場では強い米経済指標後の1.1730台をボトムに下げ止まり、1.1730~60のレンジで戻りも鈍く、8月17日来の安値引けへ。

GBPUSDは、前日比-0.93%と下げ幅は大きい。オセアニア市場はギャップを空け安値でスタート。アジア市場の1.3402を高値にアジア・欧州・米国市場を通じて続落。弱い英製造業PMIにポンド売りが強まり、1.3300を割り込みストップを巻き込みながら、強い米経済指標に1.3250台まで下落しようやく下げ止まるも、9月13日以来の安値引け。GBPJPYも150.96→149.28まで続落、EURGBPも0.8801→0.8868まで一時上昇。

AUDUSDは、前日比-0.04%。アジア市場の高値0.7795~欧州市場の安値0.7847のレンジで、0.7800割れの買い意欲は強い。強い米経済指標にも係わらず、上下変動しながらも大きな変化は見られず。また、今日3日の豪中銀金融政策では政策金利1.5%の据え置きが固いと思われ、特に意識した動きは見られず。

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スペイン・カタルーニャ州の住民投票で独立を支持が多数を占める。阻止するスペイン政府警察との間で負傷者を多数だし、スペイン政府は自治権停止の可能性を示唆するなどEURの売り材料となる。

カプラン米ダラス連銀総裁=「12月の利上げを支持で、インフレ上昇の兆しを確認したい」

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁=「コアインフレ2%到達まで利上げ待つのが好ましい」

モルガンスタンレーのエコノミスト=強い米経済指標を受け、米第3四半期GDPの予想値を2.6→2.8%へ上方修正。

アトランタ連銀GDPNow=米第3四半期GDPの予測値を2.3→2.7%へ上方修正。

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