2017/10/26

2017年10月26日(木曜)昨日25日、海外市場の動き

2017年10月26日(木曜)昨日25日、海外市場の動き

米株は下落、米債利回りは上昇幅を縮め小幅上昇。為替相場は通貨間で動きは異なり動きへ。

AUDUSD(-0.94%)下落、GBPUSD(+0.95%)上昇、USDCAD(+0.97%)上昇=GBPAUD(約+2.01%)+GBPCAD(約+2.03%)と大幅上昇へ。

USDJPYは、114.24を高値に113.48まで下落し市場の円安期待を裏切る動きで、引き続き113~114円の大枠の流れを維持しながら、ドル高の流れに底堅く推移へ。

AUDUSDは、早朝の弱いCPIの影響と強い米経済指標に、早朝の0.7784を高値に続落傾向止まらず、0.7690まで下落しようやく下げ止まる。

GBPUSDは、強い英GDPを受けBOEの利上げ期待度が拡大し、1.3110台→1.3270台へ急伸。強い米経済指標に上げ止まるも、米株安+米債利回りの上昇幅が縮小し、1.3250台と高値圏で推移。GDP後の上昇はポンドショートの巻き戻しがメインの可能性も高く、強いGDPに11月2日にBOEの利上げ期待の織り込み度がさらに拡大。

USDCADは、注目のカナダ中銀金融政策の発表前から1.2660台をボトムに1.2770台へ上昇、発表前には1.2630台まで下落、カナダ中銀声明では成長見通しを若干引き上げるも「将来の金利変更については慎重」と「カナダドル高の弊害」を指摘。1.2810台まで急伸し、1.28台の売りは強く上げ止まっている。

EURUSDは、今日26日はECB理事会では資産買い入れの規模縮小と期間延長シナリオの可能性を意識ながらも、アジア市場の1.1750台をボトムに1.1810台へ上昇し米株安や米債利回りも上げ渋り1.18台を維持。ECB理事会では1月から月間買い入れ額を600→300~400億ユーロへ減額が予想されている。

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〇原油価格(WTI)高値から値を下げるも、52.21と52ドル台を維持。
〇米株は弱い企業決算を受け下落へ、ダウ-126.84(-0.54%)、S&P500-11.98(-0.47%)、Nasdaq-34.54(-0.52%)。
〇米債利回りは上昇幅を縮小するも前日比では上昇、米10年債利回りは一時2.475%と3月来の高値を付けた後に低下し、前日2.419→2.435%、2年債は1.581→1.599%。豪州債は2.773→2.759%へ低下、英国債は1.357→1.404%へ上昇。

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ラホイスペイン首相=カタルーニャ州の選挙が唯一の解決法相。

ジュンケラス・カタルーニャ副首相=マドリードは分離主義者に新たな共和国を宣言するよう求めた。

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上院議員=テイラー氏を次期FRB議長の指名に加えるように支持。

米5年債入札=最高落札利回り2.058%と2011年4月以来の高水準。

応札倍率は2.44倍と半年ぶりの低水準。米5年債入札、最高落札利回り2.058%・最高利回り落札比率77.08%

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カナダ中銀は政策金利1.0%を予想通り据え置くも、声明文を受け12月の追加利上げ確率は37%→30%へ低下。

カナダ中銀声明=金融刺激策の必要性は時間とともに低下するも、経済へのリスクや不透明性に将来の金利変更については慎重を期す。

カナダ中銀声明=インフレ目標の達成時期の見通しを2018年下半期に後退。長見通しを2017年2.8→3.1%、2018年2.0→2.1%へ上方修正。この先2年間で潜在成長に接近。

カナダ中銀声明=NAFTA再交渉でかなりの不透明感があると強調。米国の保護主義が企業のオフショア生産を促進させる可能性があり、貿易や企業の設備投資への足かせとなる恐れがある。

カナダ中銀声明=カナダドル高の影響で、2018年に予想されるインフレ率が2%の達成が若干後ずれするほか、貿易の伸びが幾分鈍化する可能性がある。

ポロズ・カナダ中銀総裁=インフレの下振れリスクにより心を奪われている。雇用者数の増加に賃金上昇が追いついていない。見通しにはNAFTAを考慮していない。

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