2017/10/23

2017年10月23日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年10月23日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

衆議院選の結果は自民党が圧勝。与党は313議席と前回より議席数を伸ばし大勝し、アベノミクス期待なのか日経平均株価は過去最長の15連騰。+239.01(+1.11%)の上昇で外人の日本株買いは止まず。

日本発の材料は一先ず終了し、目先は日銀の金融政策の変化の有無や、次期FRB議長の人選や米税制改革・大型減税の行方などを注目。

為替市場では、USDJPYが日曜日の衆議院選の結果を受けたオセアニア市場では、先週末のNY市場の終値113.40からギャップを空け、113.80の円売りからスタート。一時114.10の高値を付けるも、結局113.60台へと押し戻されているが、海外市場に向けては上値を試す含みを残す動きが続いている。

セオリーでは、先週末NY市場の終値113.40台を割り込むまでは、より緩やかと思われるが押し目買いの動きが強まり可能性があり、113.40割れで弱気なストップの売りが出た後には押し目の買い圧力が強まる可能性も高い。

米金利は2年債利回りが上昇傾向を続ける中で、米10年債利回りは2.383%と伸び悩み、アジア市場でも大きな変化は見られず。USDJPYでのドル買いの流れに主要国通貨でドルは堅調に推移。

EURUSDはスペインカ・タルーニャ自治州の独立問題は残るもある程度は織り込み済みなのか、動きは予想外に緩慢。GBPUSDは、ブレグジットリスクは変わらず残る反面、1.31~1.33のレンジを抜け脱する力も感じられず。

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オプションでは
ボラティリティーは、USDJPYの1週間は先週末の9.08%→8.33%へと軟化するも、先は上昇傾向にあり一先ず目先の材料を消化した動きへ。EURUSD、GBPUSD、AUDUSDなどの主要通貨では総じてボラティリティーは上昇気味。

リスクリバーサルは、USDJPYは衆議院選が終わり与党大勝の結果にも極端な円売りは見られず、緩やかな変動にとどまっているためなのか、円コールが拡大傾向にある一方、EURJPYやGBPJPYでは円コールが低下気味で、クロスでの円売り圧力が示されている。


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