2017/10/17

2017年10月17日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年10月17日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株は+80.56(+0.38%)と、一時前日比で値を下げるも終盤にかけて上昇し連騰記録を更新中。米金利は底堅く推移、原油価格(WTI)はやや軟化するも51ドル台後半を維持。為替相場は通貨間による動きは異なり方向性は見られず。

早朝のNZ第3四半期CPI前年比1.9%と強く直後はNZD買いが強まるも続かず。豪中銀の議事録では「低金利に支えられ成長は徐々に加速」とあるも、AUD高のリスクを示唆するも以前ほど強固に感じられず。結果は上下変動しながらも方向性は見られず。

これからの欧米市場では、カーニーBOE総裁や他複数の議会証言、英CPI、ユーロ圏CPI、米輸入物価指数、米鉱工業生産、米金融機関の決算など、多くのイベントが待ち構えており、相場変動を期待できる。


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USDJPYは、日本株の上昇に連動したのか、株高=円売りに一時112.30台と昨日のNY市場の高値水準まで上昇するも続かず、引き続き112.30、112.50のポイントは重い。逆に米金利の上昇期待にドル買いも強く、112円を割り込めず、いつもの東京市場のレンジ相場を形成中。

EURUSDは、早朝の1.1800を高値に1.1755まで続落中で、ユーロ圏CPI待ち。スペイン・カタルーニャ自治州の独立宣言の有無がネックとなり、19日のタイムリミットで独立を宣言すれば、スペイン中央政府が自治権をはく奪することを宣言している。方やカタルーニャ州首相はかたくなに独立を主張しているとの報道もあり、明後日の欧州時間とEU首脳会議(19日~20日)をどうしても意識せざるを得ない。そのためどうしても戻り高値では売り圧力が続く可能性がある。

GBPUSDは、1.3250を中心に1.3235~65の狭いレンジで推移し、カーニーBOE総裁や他複数の議会証言、英CPI待ち。ブレグジット交渉の難航との報道が止まず、メイ政権内での対立や離脱に伴う分担金の額や通商交渉など、EUと英国で多くの相違点があり、なかなか溝が埋まらない状況と言われこちらも積極的にポンドを買い進める状況にはない。

EURUSDとGBPUSDは共に、現状では最悪の状況を想定したポジションが作られていることが容易に推測でき、逆にプラスの材料が出るようであれば、共に買い進む圧力となりそうでもある。

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NZD 第3四半期 消費者物価指数=前期比0.5%(予想0.4% 前回0.0%)、前年比1.9%(予想1.8% 前回1.7%)→予想を上回り直後はNZドル買いが強まるの、徐々に下げ幅が広がりNY市場の安値水準まで下落。

AUD 豪中銀議事録(10月3日開催分)=「低金利に支えられ成長は徐々に加速 」。第2四半期のGDPの伸びを見ると、第1四半期の弱さの一部が一時的と確認され、現行の金融政策で、成長が徐々に加速するとの見通しと合致。


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ジョルダン・スイス中銀総裁=スイスフランにおける上昇圧力の低下やグローバル経済の改善下でも現在の拡張的金融政策を継続する。

ロシアのウラジオストクと北朝鮮の羅先を結ぶ万景峰号の定期便運航が2カ月ぶりに再開。

豪中銀議事録(10月3日開催分)=「低金利に支えられ成長は徐々に加速 」。第2四半期のGDPの伸びを見ると、第1四半期の弱さの一部が一時的と確認され、現行の金融政策で、成長が徐々に加速するとの見通しと合致。→ 直後に上下変動するも、トレンドは出ず。

豪中銀議事録(10月3日開催分)=金利変更のタイミングは国内経済情勢の動向次第で変わらず。為替相場の一段の大幅上昇は、経済活動やインフレ率が現在の予想よりも緩やかになると見込まれる。

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