2017/10/14

最新のIMMポジションから、 2017年10月14日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年10月14日(土曜)

集計日が10月10日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)合計のネットポジションは、前週比で+177,904→+159,209(-18,695)コントラクトへとやや減少、引き続きネットで9月19日の水準を上回るロングを維持しながらも、前週比では通貨のショートが拡大。

計7通貨中、前週比でネットのロングが増加したのは、ユーロとカナダドルだけで、共に小幅な上昇にとどまりながらも、市場の上昇期待感が強いことの表れへ。

ポンド、豪ドル、NZドルは、ネットでロングを維持しながらも、前週から小幅減少と停滞気味ですが、注目のポンドのロングはやや減少しながらもロングに転換後、3週間目を迎えています。

ネットショートは円とスイスだけでが、スイスは小幅なマイナスで大きな変動もなく、特に円のショートが-16,776へと増加幅が目立ち、市場の円先安センチメントがより強まっていることを示しています。


【円】-84,643→-101,419(-16,776)
前週比でショートが拡大。昨年11月29日から46週間ネットでショートが続き、主要7通貨の中で唯一大幅なショートポジションを継続。市場の円安期待が強く表れていますが、為替市場では上下の動きは鈍く方向性がやや不透明。

【ユーロ】90,833→98,079(7,246)
前週比でロングが小幅上昇。5月9日にロングへ転換して23週経過して安定的な強さは変わらず。ただし、為替市場ではスペイン・カタルーニャ州の独立宣言をめぐり不透明感も。

【ポンド】19,949→15,508(-4,441)
前週比でロングが小幅減少。2015年11月10日から98週続いたネットショートの負け組から脱して3週間経過。為替市場ではポンド売りから反発気味。ただし、ブレグジットリスクの不透明要因は変わらず。

【カナダドル】75,128→76,392(1,264)
前週比でロングが小幅上昇。7月25日から13週ネットロングが続いている。今回はユーロに次いで上昇傾向が続き、+76,392のロングポジションは、大きな変化はなく安定する中でロング転換後で最大。

【豪ドル】71,812→69,182(-2,630)
前週比でロングは小幅減少。6月20日から17週ネットロングが続き、8月1日から6~7万コントラクトを維持し、大きな変化は見られず。


詳しくは、別途データを参照してください。

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