2017/10/21

今週の主な材料(10月23日~10月27日)

今週の主な材料(10月23日~10月27日)

週末の衆議院選挙の結果はどうなっているのでしょうか? 日本の株式相場と円相場の大きな変動要因となっています。

金融政策では、25日のカナダ中銀は政策金利1.0%、26日のECB理事会は政策金利0.0%と、共に政策金利の据え置きが予想されていますが、ECBは来年1月からQEの縮小が見込まれており、ドラギECB総裁の記者意見は非常に重要です。

経済指標では、25日の豪CPIの前年比予想は2.0%と前回1.9%より強く、27日の日本CPIの前年比予想は0.7%と前回と変わらず。25日の英GDPの前年比予想は1.5%と前回と変わらず、27日の米GDPの前年比予想は2.5%と前回3.1%から低下が予想されています。

今週も、スペイン・カタルーニャ自治州の独立の巡る動きと、ブレグジット交渉をめぐる不安感や、北朝鮮による予想外の行動などのリスクは根底に残っていますが、これらの材料は新たな展開がない限りは落ち着きを取り戻しているようにも見えます。

先週は、米上院が予算決議案を可決、トランプ政権の税制改革法案の年内可決の可能性が高まったことを好感し、米金利が上昇しドルが上昇するきっかけの一つとなりました。トランプ政権が目指す大型減税の議会審議が本格化することで、ドル買い材料が続く可能性もあります。

為替変動要因となっている、次期FRB議長選のレースですが、トランプ大統領は近々その人事を発表することになっています。現時点ではイエレン議長、ジョン・テイラー氏、パウエル理事の三人に絞られると思われ、WSJ紙ではティラールールではFF金利は2.5~3.0%となるとの予想もあり、仮にテイラー氏が次期FRB議長にでもなれば、米金利の上昇期待とドル高傾向が強まる可能性もあります。

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【重要なイベント】
週内に次期FRB議長が決まる可能性
10/23 衆議院選挙の翌日、安倍首相会見
10/24 ---
10/25 --- 
10/26 ---
10/27 ---

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【要人発言】
10/23 ---
10/24  ---
10/25 ポロズカナダ中銀総裁、ウィルキンスカナダ中銀副総裁
10/26 ドラギECB総裁、デベル中銀総裁候補、ノボトニー・オーストリア中銀総裁
10/27  ---

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【主要な経済指標】
10/23  ---
10/24  ---
10/25 豪CPI、英GDP、米耐久財受注、
10/26  ---
10/27 日本CPI、米GDP

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【金融政策】
10/23  ---
10/24  ---
10/25 カナダ中銀金融政策
10/26 ECB理事会(欧州中銀)
10/27  ---


詳しくは、別表をご覧ください。

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