2017/10/09

2017年10月9日(月曜)アジア・欧州市場の動き   ポンド急伸!

2017年10月9日(月曜)アジア・欧州市場の動き  ポンド急伸!

週明け月曜日、日米共に休場となり大きな変化は期待薄。

その中で目立ったのがGBPUSDの0.8%近く上昇と、NZDUSDがいきなり大幅にギャップ空け安値で取引が始まったこと。

ポンドは、英国立統計局(ONS)が集計ミスで第2四半期の単位労働コストの前年比1.6%→2.4%に修正、BOEの金融政策に影響を与えるとの思惑に、GBPUSDはアジア市場の1.3075を安値に一時1.3180台まで上昇、GBPJPYも146.94→148.0台まで急伸、EURGBPも0.8970台→0.8900近くと大台ギリギリまで下落。

NZドルは、週明けはギャップを空け4か月ぶりの安値となる売りからスタート。NZ総選挙で海外投票分を含めた最終開票結果が7日に発表されたが、いずれの政党も単独過半数を握れず。

ユーロは、大枠1.1720~50の狭いレンジで推移。強い独鉱工業生産やセンティックス投資家センチメントで最安値から上昇するも、EURGBPの売り影響に上値は重く、週末のバルセロナでカタルーニャの独立反対の大規模デモが実施、独立賛成派と反対派の対立を意識した動きも懸念。。

円は、10月10日の北朝鮮リスクを気にした流れが続く中、大枠112.30~75のレンジで推移。


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原油価格(WTI)は49ドル台前半と、前回とほぼ同水準で推移。
EURO STOXX 50と独DAXは小幅な上昇にとどまり、英FTSE100 は小幅下落へ。

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ECB調査結果=ユーロ圏の銀行、急激な金利変動に対応可能。

英国立統計局(ONS)=第2四半期の単位労働コストの前年比1.6%は集計ミスによる誤報で実際は2.4%で、2016年第1四半期以来の低水準。

中国の外順8か月連続で上昇=9月末時点で前月比170億ドル増加し、3兆1090億ドルで2016年10月以来の高水準。

カタルーニャ自治政府は住民投票の最終結果を公表。スペインから独立先生は90.18%、反対7.83%、選挙登録人の43%が投票。

スペイン・カタルーニャ自治州のバルセロナで8日、独立に反対する大規模なデモが行われ、地元警察によると35万人が参加した。1カ月前には100万人が、独立を支持するデモをバルセロナで行っており、カタルーニャ州の独立の是非を巡り深刻な分裂状態に陥っている。

米商務省=カナダ重工業大手ボンバルディア製のジェット機に300%近い関税を。

NZDUSD=ギャップを空け4か月ぶりの安値となる売りからスタート。先月実施されNZ総選挙で、海外投票分を含めた最終開票結果が7 日に発表された。いずれの政党も単独過半数を握れない状況は変わらず、政治の不透明感が嫌気された。

獲得議席数は与党・国民党が56と、労働党と緑の党54で、過半数を得るには9議席を獲得したナショナリスト政党であるNZファースト党との協力が必要だ。

ハルデーンBOE理事=危機による金融システムへの信用欠如が永遠に続く可能性がある。

メルシュECB専務理事=最近のインフレ指標にがっかり。