2017/10/29

今週の主な材料(10月30日~11月3日)

今週の主な材料(10月30日~11月3日)

今週から11月がスタートし欧州は冬時間がスタート、来週から米国が冬時間に入ります。また今週は月末・月初に当たり重要な金融政策の発表や経済指標の発表が多く控えており、その結果による相場変動が高まることは間違いありません。

金融政策では、日銀(10/30)、BOE(11/2)、FOMC(11/1)と続きます。FOMCは最も市場へのインパクトが強いのですが、今回は記者会見の予定もなく「バランスシートの縮小」の実施とその影響、既成事実化かされている12月の0.25%の追加利上げと、不透明な来年の利上げ回数を読み取ることができるのでしょうか? いつもながら直後の相場変動は高いものがあります。

次いで、BOEの金融政策委員会では、政策金利0.25%→0.5%への引き上げの予想が強く、ほぼ確実視されています。また、資産買い入れ枠は4350億ポンドで据え置きを予想されており、仮にこの予想と異なる結果にでもなればポンド相場の変化が加速することは容易に予想できます。GBPUSDが動くことで、EURGBPとGBPJPYが変動し、EURUDSやUSDJPY相場へも影響を受けることになりそうです。また、同時発表のBOE議事録で今後の見通しを判断し、BOE四半期インフレ報告では、成長とインフレ予測に相場が動くことは間違いありません。

10月30日に日銀は金融政策を変更することは期待できませんが、「ステルス・テーパリグ」とも呼ばれている、目に見えない緩和縮小がいつ頃から? 本当にスタートすることができるのでしょうか? あまり期待はしていませんが!

経済指標では、米雇用統計(11/3)が主役で予想数字は、失業率は4.2%で変わらず、非農業部門雇用者数は前回の-3.3万人から予想31.0万人へと大幅上昇が、平均時給の前年比は前回2.9%から2.7%へと低下が予想されており、それぞれの数字の増減により相場が変動することが多く、総合的に評価する必要がありそうです。そういう意味では米債利回りを見ながら取引をするように必要もありそうです。

NZの雇用統計は早朝6:45時の発表で薄商いの中で、相場変動が高い指標となっており注意が必要です。それ以外でも多数の発表が控えていますので、下記の各項目別に確認してみてください。

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【重要なイベント】

10/29  欧州は夏時間から冬時間に移行(指標の発表が1時間遅くなります)
10/30 -----
10/31 -----
11/1  -----   
11/2  -----
11/3  東京市場休場(文化の日)、アップル「iPhoneX」発売
11/5  米国市場は冬時間へ移行、トランプ大統領来日(5~7日)

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【要人発言】

10/30 ----- 
10/31 ポロズカ・ウイルキンスカナダ中銀総裁&副総裁
11/1  カンリフBOE副総裁
11/2  ダドリーNY連銀総、パウエルFRB理事、
11/3  -----

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【主要な経済指標】

10/30 米個人所得・個人消費支出、独CPI
10/31 ユーロ圏GDP、ユーロ圏CPI、カナダGDP、米消費者信頼感指数
11/1  NZ雇用統計、米ADP雇用統計、米ISM製造業景気指数、米建設支出
11/2  独雇用統計、米非農業門労働生産性・単位労働コスト
11/3  豪小売売上高、米雇用統計、米貿易収支、カナダ雇用統計、カナダ貿易終始、米ISM非製造業景気指数、米製造業新規受注、米耐久財受注

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【金融政策】

10/30 日銀(金融政策決定会合)
10/31 -----
11/1  FOMC
11/2  英中銀(BOE MPC)
11/3  -----


詳しくは、別表をご覧ください。


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