2017/10/26

2017年10月26日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年10月26日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は+32.16(+0.15%)と小幅高。米10年債先物は2.436%とほぼ変わらず、独DAX、英FTSE100 の動きは緩慢。

為替市場は、昨日大きく変動した、AUDUSD、USDCAD、GBPUSDの動きは、ECB理事会を控えてなのか動きは鈍く、主要通貨のEURUSDも1.1810~40のレンジ、USDJPYは113.35~70のレンジ。ちなみにGBPUSDも1.3235~90のレンジで上値は重くやや値を下げてはいるが、昨日の急上昇による利食い先行のパターンに思われ、特にコメントすることもない。

20:45時のECB理事会、21:30時のドラギECB総裁記者会見と重要なイベントの結果待ち。ECB理事会では政策金利0.0%、上限金利0.25%、下限金利−0.4%の据え置きを予想。債券買い入れを2017年12月まで延長しているが、来年1月から資産買い入れ額を600→300~400億ユーロへ減額し、期間の延長が予想されている。

問題は、ドラギECB総裁の発言では今後の利上げ期待が持てる内容なのか、それとも、将来の利上げに慎重姿勢をしめすのか? その内容により、EURUSDが1.30~1.3350の現在のコアレンジ(±50point)を抜けだすことができるのか? このレンジ内で上下変動する可能性もあるがどうなることやら。

先の話で恐縮ながら、トランプ大統領は、日本に11月5~7日に訪日し、その後中国も訪問する。米国との間で通商問題を話会うことは間違いないが、対北朝鮮行問題で何か話し合う絶好のタイミングでもあり、注目している。

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BOEは、月間購入額の削減や資産購入プログラムの期間の延長の可能性があり、1月から月間買い入れ額を600→300~400億ユーロへ減額が予想されている。

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オプションでは、今日のECB、来週のFOMCとBOEを前にして、USDJPYを含め主要通貨ペアでは、1週間のボラティリティーは高い状況は変わらず。その影響で先も小幅ながら上昇傾向にある。

リスクリバーサルでは、USDJPYを含め円クロスで、円コールが低下傾向にあり、円に対してやや弱気になっていることがわかる。

ロンドンベースのリスクリバーサルでは、引き続きUSDJPYの円コール、GBPUSDのポンドプット、AUDUSDの豪ドルプットで大きな変化は見られず。

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