2017/10/04

2017年10月4日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年10月4日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

5日、4時にカタルーニャ州首相会見、4時15分からイエレンFRB議長の講演、内容によっては相場変動が高まる可能性大。

欧州市場に入り、過去二日続けてポンド売りの要因となった注目の景況感指標に「柳の下にドジョウは三匹」を期待。結果は、英PMIのサービス業は強くGBPUSDの買いへと動くも総合は逆に弱く1.3240台~80台で上下に変動へ。

ユーロ圏PMIの総合は予想通りで、サービス業は強く、小売売上高は弱く、前月比は前回に続きマイナスにEURUSDの売り圧力が強まり、スペイン・カタルーニャ州首相は声明を発表との報道に、スペイン政府と州政府の対立激化にスペイン株は急落、債券は続落、EURUSDは一時1.1740台まで下落から、1.1780台へ値を戻し、USDJPYも112.30台まで下落へ。

米国市場に入り、一時ドル売りが優勢となるも、注目の米ADPは強く、米PMIは予想を上回り、ISM非製造業は12年ぶりの高水準で、ドル売りが強まり、EURUSDは1.1740台へ逆戻り、USDJPYは112.90へと上昇。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◎ダウ+14.39小幅上昇、Nasdaq-12.57(-0.19%)、S&P500-0.84(-0.03%)と軟化。
◎米債利回りは低下から上昇変化、

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◎EUR 9月 総合PMI・確報値=56.7(予想56.7 前回56.7)、サービス業PMI・確報値=55.8(予想55.6 前回55.6)→ 総合は前回と変わらう、サービス業は予想と前回を上回る
◎GBP 9月 総合PMI=53.6(予想53.8 前回54.0→53.7)、サービス業PMI・確報値=53.6(予想53.2 前回53.2)→ 総合は予想と前回を下回るも、サービス業が強く、直後からポンド買いが強まる
◎EUR 8月 小売売上高=前月比−0.5%(予想0.3% 前回-0.3%)、前年比1.2%(予想2.6% 前回2.6→2.3%)→ 前月比は予想外のマイナスで、前年比も予想外に弱いがユーロ売りは弱い
◎USD 9月 ADP全国雇用合計=13.5万人(予想12.5万人 前回23.7→22.8万人)→ 前回が下方修正され予想を上回る
◎USD 9月 マークイット・総合PMI・確報値=54.8(予想 前回54.6)、サービス業PMI・確報値=55.3(予想55.1 前回55.1)→ 予想を上回る
◎USD 9月 ISM非製造業景況指数=59.8(予想55.5 前回55.3)→ 予想を大幅に上回る

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

S&P=英中銀とカーニー総裁の最近のコメントは主として、輸入インフレ圧力の軽減に向け、ポンドを押し上げる狙いと指摘。11月の0.25%の利上げが含まれる可能性がある。経済の減速を考えれば、2018年の追加的な措置については必然とは言えない。

ノボトニー・オーストリア中央銀行総裁=ECBの資産買い入れプログラムは12月に期限を迎えるが、ECBは慎重な正常化を目指している。突然にブレーキを踏むのではなく、アクセルペダルからゆっくりと足を離していくことを意味している。

カタルーニャ州・プチデモン首相声明を発表との報道に、スペイン株価は2%超の下落。市場では今週末か、来週早々にも独立宣言をすると予想。バルセロナで約70万人が中央政府に反発するゼネストやデモに参加、州政府との対立が深まる。

次期FRB議長候補のウォーシュ氏=保守・リベラルの双方から批判。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※