2017/10/04

2017年10月4日(水曜)昨日3日、海外市場の動き

2017年10月4日(水曜)昨日3日、海外市場の動き

米株は連日にわたり最高値を更新、米債利回りは次期FRB議長の思惑に軟化気味。為替相場は米債利回りの軟化や米雇用統計を意識しながら変化率は鈍く、動きはまちまちで個別要因で動き、ポンド安+NZドル安、豪ドル高+ユーロ高+カナダドル高。

市場全体では、FRBの緩和縮小への動きと、トランプ政権の税制改革案の評価、日本の衆議院選、英国はブレグジット交渉の難航と弱さが目立つ経済指標。ユーロ圏では、スペイン・カタルーニャ住民投票後の不透明感、豪州では中銀の豪ドル高牽制と利上げ期待の後退とコモディティー価格の低下。

USDJPY-0.09%。仲値のドル買い需要なのか衆議院選で三つ巴の動きを意識したのか、112.70台→112.90台へ上昇、日経平均株価の上昇に円売りが強まり113.10台へ。しかし、113円台を維持できず、米金利の低下もあり一日を通じても112.60~20円のレンジで推移。

EURUSD+0.10%。スペイン・カタルーニャ住民投票後の混乱にアジア市場の1.1690台を安値に、欧米市場では1.1770台へと値を戻し上昇、1.1750台を維持するも1.1800のポイントまで届かず。

GBPUSD-0.24%。前日の製造業PMIに続き、建設業PMIも弱く、英国のEU離脱交渉でメイ政権内のごたごたや不透明感が要因。アジア・欧州市場の1.3280台から1.3220台まで続落、一時1.3260台まで値を戻すも限定的で売り圧力は止まらず。

AUDUSD+0.13%。弱い住宅建設許可に売りが始まり、豪中銀声明では「賃金の伸び悩みと豪ドル高」をけん制し、0.7800を割り込み0.7780台まで下落。欧米市場では0.78台を維持しながら0.7835まで上昇へ。

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〇 米債利回りは小幅低下、10年債は前日2.341→2.32%、2年債は1.483→1.47%へ。
〇 世界的に株高傾向が続き、ダウは+84.87(+0.37%)、S&P500+5.36(+0.21%)、Nasdaq+15.0(+0.23%)
〇 原油価格は50ドル台を維持しながら-0.43%と小幅安で終了。金価格も1274ドル台と-0.12%と小幅安で終了。

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バフェット氏=米政権の税制改革案を注視。売買する銘柄の選定にあたり政府の動向を探っている。私の87年の生涯において、こうしたことを手掛かりにすることは極めて稀。共和党政権と同党が支配する議会が初年に完敗することは望んでおらず、税制改革の実現は可能。

次期FRB議長の人選(政治専門サイト)=次期FRB議長の最有力候補にウォーシュ元FRB理事とパウエルFRB理事が挙げられている。ムニューシン米財務長官は次期FRB議長としてパウエルFRB理事を支持→ 米債利回りが低下しドル売りへと動く。

ルダック・カナダ中銀副総裁=カナダ経済は過去5四半期、予想以上に成長した。カナダドル安は新興の中小企業の成長を支援する。成長率は向こう数四半期鈍化する可能性。

マティス米国防長官=トランプ大統領は北朝鮮への外交と制裁の推進を命じた。


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