2017/10/16

2017年10月16日(月曜)アジア・欧州市場の動き

2017年10月16日(月曜)アジア・欧州市場の動き

週明け月曜日、日経平均株価は今日も続伸しこれで10日続騰。原油価格も米国のイラン制裁の再発動を懸念し上昇からスタート。米金利はボトムからは値を戻すも、先週金曜日の米CPI後に2.332→2.273%までの下げから大幅な回復は見られず。

アジア市場では、中国のCPIとPPIが発表され、CPI前月比が強く前年比が弱い。PPIは予想を上回る結果で、周中国人民銀行総裁は今年下半期のGDP成長率の予想を7.0%と強気な見通しを発表するも、AUD相場への影響は見られず。

週末に急変するような材料のない、週明けのアジア市場に大きな変化を期待するのは無理というものである。今週は主要国の多くで金融政策に影響をあたえ、投機筋が相場を動かいし安い材料となるCPIの発表が多数控えており、これからの相場変動を期待したい。

また、ポンドはブレグジット交渉の動きで変動しやすいことは先週の相場変動を見ても証明済みで、今日16日のメイ英首相とデービスEU離脱担当相とEUのバルニエ首席交渉官と欧州委員会のユンケル委員長の協議、そして、週後半のEU首脳会議の行方も注目したい。

円相場は、今週末の衆議院選挙の投開票日を控えて、日経平均株価の上昇が続くも円売りは限定的で冷静そのもの。逆にUSDJPY相場は112.50円の上値を超えられるか? このポイントを抜けきれないと円ショートカバーが出やすいので注意が必要だが、戻りが限定的で日本株の上昇をみながら円ショートがたまっている可能性もあり、引き続き下値リスクが気になる。

これからの欧米市場の動きを見守ることにしたい。


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ローゼングレイン・ボストン連銀総裁=12月の利上げは必要で、来年は3~4回の利上げが適切。インフレが2%を達成し失業率が4%を割り込むとそれを確認。

ハモンド英財務相に閣外強力政党の民主統一党(DUP)から、ハモンド氏がメイ内閣で最もEU寄りで周囲を挑発して保守党内に不要な対立を引き起こしていると批判が強まる。

メイ英首相とデービスEU離脱担当相=16日にブリュッセルで、EUのバルニエ首席交渉官および欧州委員会のユンケル委員長と離脱に関する協議を行う予定。

米18州がオバマケア補助金停止でトランプ政権を提訴。

周小川中銀人民銀行総裁=2017年下期のGDPは加速し7.0%を予想。

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