2017/10/25

2017年10月25日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年10月25日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株は久々の下落で−97.55(-0.45%)、欧州株も小幅安で推移。米10年債利回りは上昇傾向を維持。

為替相場は、早朝の弱い豪CPIにAUDUSD+AUDJPYの急落から始まり、欧州市場に入り強い英GDPにGBPUSD+GBPJPYの急伸が続いている。

これからは、米国市場で予定されている米耐久財受注と、そしてカナダ中銀の金融政策とポロズカナダ中銀総裁の発言待ちへ。

USDJPYは114円台のドル売り圧力(一部はオプション絡み)に押されて上値は重い反面、113.70台をボトムに底堅い展開が続いた。114円台の堰を切ったのは、強い英GDPを受けたGBPJPYの急伸で114.10台まで続伸中ながら、23日の高値114.10を上回っても買いが加速する動きは弱い。

EURUSDは、強い独IFOと強い英GDPを受けたGBPUSDの上昇に買い圧力は見られるも、EURGBPの売りプレッシャーに上昇力は鈍く、1.1770台で上げ止まっている。また、明日26日のECB理事会を前にして積極的にEURポジションをとる投機筋も多くはない。

GBPUSDは、アジア市場と欧州市場の序盤は1.3110~40の狭いレンジで推移。予想を上回る英GDPに(前期比だけで、前年比は1.5%で変わらず)過剰反応とも思われるGBP買いが入り、EURGBP+GBPJPYでも大きくGBP高へ動き、クロスの影響にEURUSDは上げ渋りUSDJPYは上昇のきっかけとなる。結局はGBPショートが多かったことほ反動に思われ1.13~1.33のレンジが続く。

AUDUSDは、早朝の弱い第3四半期のCPI全て。前期比は前回から上昇するも予想を下たまわり、前年比は予想と前回を下回りコアも弱い。結果、AUDUSDとAUDJPYは急落。その流れが欧州市場に入っても止まらずAUDUSDは0.7700の大台まで続落中。

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AUD 第3四半期CPI=前期比0.6%(予想0.8% 前回0.2%)、前年比1.8%(予想2.0% 前回1.9%)、RBAトリム平均値=前期比0.3%(予想0.5% 前回0.5%→0.6%、前年比1.8%(予想2.0% 前回1.8%)、RBA荷重中央値=前期0.3%(比予想0.5% 前回0.5%)、前年比1.9%(予想2.0% 前回1.8→1.9%)→ 予想を下回る結果に豪ドル売りが強まる

GER 10月 Ifo業況(総合)指数=116.7(予想115.1 前回115.2)、現況指数=124.8(予想123.5 前回123.6)、期待指数=109.1(予想107.3 前回107.4)→ 予想を上回る

GBP 第3四半期 GDP・速報値=前期比0.4%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比1.5%(予想1.5% 前回1.5%)→ 前期比は予想を上回る

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ドイツ連立協議3党はマクロン仏大統領のユーロ圏共通予算構想は支持ぜず。

ラホイ・スペイン首相=北東部カタルーニャ自治州の独立問題について議会で、直接統治を通じて独立運動による同州経済への一段の打撃を回避したいと発言。