2017/10/19

2017年10月19日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2017年10月19日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧米株安と債券利回りは低下し原油価格の弱い。主要通貨ではドル安傾向が続くも、NZD安+GBP安、JPY高+EUR高+CHF高+AUD高と通貨間で異なる動きへ。

米新規失業保険申請件数は改善幅を拡大、米景気先行指標は予想外に強い結果となるもドル買いは限定的。

EURUSDは、カタルーニャ自治州首相が独立宣言を撤回するか否かの最終期日の19日、日本時間午後5時のタイムリミットを見越して時間前からEUR売りが強まる。プチデモン・カタルーニャ州州首相は独立宣言の撤回を拒否し、スペイン中央政府はカタルーニャ州の自治権を停止する手続きを開始との報道に、一時1.1760台まで下落。中央政府は21日に臨時閣議を招集し自治権の停止を発表する。EURUSDは1.1768をボトムに1.1850の重要なポイントまで上昇中。

NZDUSDは、9年ぶりの政権交代で、9月の総選挙で第3党となったポピュリスト政党のNZファーストが、労働党と連立を組むと発表。緑の党も労働党との政権協力に合意した。TPP交渉の遅れを懸念し、1.7%近くと大幅下落し早朝の1.7170台から0.7000の大台を試す動きへ急落。

GBPUSDも弱く、アジア市場の高値1.3220台から、欧州市場に入り売り圧力が続き、弱い英小売売上高にも反応し、一時1.3130台へと下落。現在は1.3190台で推移している。

USDJPYは、113円台を割り込み一時112.30まで続落し、今までの円安傾向から円高傾向へと変化。円はEURJPYを除き円高傾向が強まる。

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〇原油価格(WTI)はは51ドル台前半まで急落。
〇欧州株は弱く、EURO STOXX50は-26.76(-0.74%)下落、独・英株も続落。米株も下落からスタート。
〇独・英債券利回りは軟調に推移氏、米債券利回りも低下、10年債は2.31%へ低下、2年債も1.539%へ低下。

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プチデモン・カタルーニャ州州首相=スペイン政府が求めていた独立宣言の撤回を拒否。中央政府が撤回を求めた最終期限の19日(日本時間午後5時)になっても、中央政府はスペイン上院の承認が必要と自治権の停止を決定せず。



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