2017/10/13

2017年10月13日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2017年10月13日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末金曜日の東京市場は、日経平均株価は前日比200円超で2万1千円の大台へ続伸する中で、為替相場は特に秀でている通貨もなく、総じてドル安の流れで推移しています。

USDJPYは、日本株高にもかかわらず、112.30台を高値に上値は重く、昨日の海外市場で北朝鮮での地震核爆発では?との思惑に一時円高へと動いたように、いつもながらの週末の北朝鮮リスクに下値を試す動きが期待できます。現在のドル円相場が問題とは思いませんが、16日の日米経済対話も気になり始めています。

GBPUSDは、昨日の乱高下は嘘のように静かな相場展開が続いていますが、来週19日のEU首脳会議に向けて、英国の政局や報道からハードブレグジットだ、いや、ソフトブレグジットだとの思惑が相場を動かすリスクもあります。現在の水準がどうのという問題ではなく考えておく必要がありそうです。


今日の、海外市場は米小売売上高+米CPIが最も重要視されていますが、米国発の経済指標も多く予定されえいます。

G20(13日)や、IMF・世銀会合(13~15日)で、各国中銀総裁らが一同に集まっており、為替相場に影響を与える発言がないとも限りません。

この週末には、イエレンFRB議長、黒田日銀総裁、周人民銀行総裁や。コーン米国家経済会議(NEC)委員長、バトマン独連銀総裁が討議会へ参加が予定さています。

また、16日は日米経済対話(麻生財務相、ペンス米副大統領)がワシントンで予定されており結果は不明ながら、相場変動のリスクには違いありません。

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オプションのボラティリティーは大きな変化は見られません。1か月ではEURUSD7.45%、USDJPY8.74%、GBPUSD8.5%、AUDUSD7.83%と、この動かないUSDJPY相場の中でも、不思議なことに相変わらずボラは高いまま、何らかの期待感があるのでしょうか?

リスクリバーサルですが、
USDJPYは円コール・オーバーで変わりなく、USDJPY相場をみてもわかる通り、今週に入って安定し円高リスクが高いことに変わりはありません。

EURUSDは、週始めからユーロコール・オーバーが緩やかに上昇しており、長いところは下げ止まりやや上昇傾向が見られ、EURUSDのユーロ高リスクは変わっていません。

GBPUSDは、1か月がポンドプット・オーバーでやや強まる傾向にありますが、長いところは安定しており大きな変化はなく、GBPUSDの先安リスクは変わっていません。

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