2017/10/21

最新のIMMポジションから、 2017年10月21日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2017年10月21日(土曜)

3週連続で通貨のロングが減少、円を中心にややドル高思考へ。

集計日が10月17日(火曜)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)合計のネットポジションは、前週比で+159,209→+133,145(-26,064)コントラクトへとロングが減少。7月11日からロングに転換した流れを維持していますが、3週連続で減少気味で減少幅が徐々に拡大しているのが気になります。

特徴としては、円のショートが引き続き10万台のショートを維持し、一人負けで変わっていません。ポンドはロングに転換してから4週目となりましたが、+5,047まで減少しとショートに変化する兆しも気になります。

ユーロはロングNO.1の地位を維持していますが、+10万コントラクトの大台を上回ることはなく、前週比では小幅減少し、カナダドルや豪ドルもロングが若干ですが減少気味となっています。逆に若干の上昇となっています(NZドルは週末の急落のデータは含まれず、逆に減少している可能性もあります。


【円】-101,419→-101,286(133)
相変わらずショートNO.1の地位を維持。昨年11月29日来続く円ショートは大きく変化する兆しもなく、前週比では若干改善するも、過去2週連続で10万台を維持し、市場参加者の円安思考は変わらず。

【ユーロ】98,079→90,452(-7,627)
相変わらずロングNO.1の地位を維持。5月9日来続くユーロのロングポジションは10万の大台を一度も上回ることはありませんが、9万台を3週連続で維持し、為替相場のユーロ安への変動にもかかわらず、市場参加者のユーロ高思考は変わらず。

【ポンド】15,508→5,047(-10,461)
2015年11月10日から9月19日まで98週間という歴史的にも非常に長い間続いたポンドはショートからロング変化し3週間過ぎました。何とかロングを維持しながらも+5,047コントラクトとほぼニュートラルへと逆戻りし、簡単には逆戻りしないと思いながらも次の動きを注視。

【カナダドル】76,392→75,086(-1,306)
7月18日にロングへ変化してから14週間経過。引き続き約7.5万コントラクトを維持しており大きな変化も見られず。

【豪ドル】69,182→61,800(-7,382)
1月17日にロングへ変化し、6月6日と17日に一時ショートに変化するもロングが復活、その後は18週間連続でロングを維持し大きな変化は見られず。


詳しくは、別途データを参照してください。


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