2016/08/11

2016年8月10日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年8月10日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドル全面安の流れは変わらず、先週の米雇用統計直後のドル買いはいったい何処へ? 米金利も低下傾向へ。

山の日の祭日を明日に控えた東京市場が終わり、欧州市場でもドル売りの流れが続き、米国市場に入り金利+株の低下も収まり、ようやくドルの買い戻しが見られるも、GBPUSDを除きその動きは弱い。

米雇用関連で注目のJOLT労働調査(求人件数)は562.4万人(予想567.5 前回550万人)→ 前回を上回るも予想より若干弱いが、相場への影響は特に見られず。

原油価格は43ドル台へと上昇、英国を除き、ユーロ圏主要国の株価は軟調に推移、DJIAは動きは見られず、NASDAQとS&P500は小幅低下でスタート。米金利は軟調に推移。

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USDJPYは、102円近くから101円近くまで続落。私もそうだが、先週末の強い米雇用統計+9月利上げ期待の円売りが裏切られた結果、一時101円を割り込む動きとなるも、米国市場に入ってからのドル買い戻しも強さは感じられず。100.90、101.50、101.80が大きなポイント。

AUDUSDは、上昇圧力が続く。上昇傾向が続きAUDUSDの売りタイミングが難しく、押し目買いで有効な流れとなっている。ただ、0.7760近くまで達成すると上げ止まり、この水準から新たなAUDUSD買いができるかは疑問で、0.7700が大きなポイント。

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中国銀行業監督管理委員会(銀監会)=第2四半期の中国国内商業銀行の不良債権残高は2170億ドル(1.44兆元)で11年ぶりの高水準。不良債権化するリスク融資は3.32兆元へ拡大。

BOE調査報告書=英国のEU離脱選択で7月の企業活動と個人消費は鈍化。

OPEC月報=原油と石油製品のだぶつきが続き、米国と欧州の製油所の稼働率が低下する可能性が長らく懸念。米国では夏のドライブシーズン終了にともない、ガソリン消費の先細りを懸念。

EIA石油在庫統計=105.5万バレル(予想 前回141.3万バレル)と在庫は前回より大幅減少へ。