2016/08/05

2016年8月5日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年8月5日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

夏真っ盛りの週末の金曜日、全ての目は米雇用統計へ。インパクトの大きなイベントを控えて、積極的に動きにくい状況は変わらず。ポジション調整なのか、GBP+NZDは他の通貨と比較すると底堅く推移。

日本株は前日とほぼ変わらず、欧州株は昨日BOEによる異例の包括的な刺激策をの発表による影響に株高の流れからスタート。原油価格は41ドル台後半で安定推移。

豪中銀は発表した四半期金融政策報告では、「基調インフレ率が2018年まで目標以下で推移」と発表。市場では追加の可能性を意識し、直後はAUDUSDは0.7640→0.7620台まで値を下げるも、すぐに回復し底堅さも感じられる。

欧州時間に発表された、独製造業新規受注は弱く、英パリファックス住宅価格も予想外に弱く、共に弱さが目立っている。

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USDJPYは、米雇用統計を前にして101円台を確りと維持し、101.05~101.40円の狭いレンジで推移し、特筆することはなし。日本株も上下変動しながら結局は元の水準に逆戻り。引き続き戻り売りスタンスは変わらず、円高のリスクを継続。

EURUSDも、米雇用統計を前にして1.1125~1.1145の狭いレンジで推移。独製造業新規受注が弱い結果にも、下げ幅は限定的。

GBPUSDは、昨日のBOEサプライズによるショートポジションの巻き戻しなのか、弱いハリファックス住宅価格にも底値は固く1.3120~1.3150のせまいレンジで推移。

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豪中銀四半期金融政策報告=基調インフレ率は2018年まで目標以下で推移。→ 豪中銀はインフレ率を長期的に2─3%の範囲内を目標、第2四半期のCPIは前年比1.0%で基調インフレは過去最低の1.5%だった。→ 追加利下げの可能性が残るも、発表直後はAUD売りがつよまるも、短時間で反発へ。

豪中銀四半期金融政策報告=経済成長見通しは前向きだが、成長には一段の上振れ余地がある。
 
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