2016/08/18

2016年8月19日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年8月19日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

FOMC議事録後の動きが注目される中、欧州株は小幅上昇し、米株は横ばいでスタート。WTIは47ドル台半ばへと上昇、米10年債利回りは前日と変わらず。

為替相場は、欧州市場に入り、英小売売上高は前月比1.4%(予想0.2%)と強く、直後からGBP買いが強まり、GBPUSDは1.3070→1.3170へ上昇。逆に、ユーロ圏CPIは前月比-0.6%(予想0.5% 前回0.2%)とEUR売りが一時強まり、EURGBPは大きく値を崩す。

USDJPYは、99.60台をボトムに欧州市場に入り100.50円まで一時続伸。大枠100.20~50のレンジでもみ合う。政府・日銀の円高けん制発言や、注目の政府(財務省・金融庁)・日銀の会合でも、市場が期待した具体策の発表もなく、

米新規失業保険申請件数は26.2万件(予想26.5万件)から改善、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想通りながら、6カ月先の現況指数は大幅上昇。米CB景気先行指数は、前月比0.4%(予想0.2%)を上回るドル買いが続くも、為替相場への反応は鈍い。

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ECB理事会議事要旨(7月21日)=行動する能力と用意があることを再表明する必要がある。一方で金融政策の見通しに関する行き過ぎた期待を助長すべきではないとの見解で幅広く一致。明確なインフレの上昇トレンドは見られず。

ECB理事会議事要旨(7月21日)=当局者らは現段階で政策対応を協議するのは時期尚早。欧州各国政府に、離脱交渉をめぐる不透明感を抑え込むとともに、EUの将来に関する明らかなビジョンを示すよう強く呼び掛ける。