2016/08/30

2016年8月30日(火曜)アジア・欧州市場

2016年8月30日(火曜)アジア・欧州市場

ドル高復活!

日経平均株価は昨日の大幅高の反動も見られず、若干の下げにとどまり、円を含め主要国通貨に対してドルは全面高。

日本時間午後7時半から放映される、フィッシャーFRB副議長のインタビューが早くも注目材料にされている。

2日の米雇用統計の一大イベントが控えている中で、日米金融政策の違いが円売り材料にされており、USDJPYの下値は限定的で主要国通貨に対し、ドルは全面高の動きとなっている。

杭州G20を4日~5日に控えて、最近のG20で定番になっている自国通貨安の誘導阻止の動きが気になるも、菅官房長官の強気な発言はどこまで意図しているのかは別としてやや驚きを感じざるを得ない。


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さて、今日の動きをみると、
USDJPYは、東京市場が活発に取引を始める時間となる午前9時の101.75円をボトムに、日本株は軟調に推移する中で上昇が続き、欧州市場序盤にかけて102.40円近くへ続伸。円はクロスでも弱含みで推移している。

午前9時ちょうどからの動きは、東京市場の取引量が厚くなる時間帯にあたり、大口取引を執行したい筋が一斉に動きだすこともあり、その方向に取引が続いていたことが思い出される。

一方、USDJPY102.60~80の水準は非常に重要で、簡単に上抜けするとは考えにくく、101.80~102.80のレンジに入りやすくなっている。

それ以外の通貨では、ドルは全面高の展開で、しばらくこの動きで攻める投機筋の多いと考えらえる。

特に、今日の午後7時30分に予定されている、フィッシャーFRB副議長のインタビュー報道が注目されている。フィッシャー氏の過去2度のタカ派発言にドル高相場に傾いていこともあり、そのドル高期待を帯びて登場になりそうである。

ただし、織り込み済みの反応になると厄介で、内容次第とはなるが、今までと変わらないようならば、ドル売りへと変化するリスクも秘めている。

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菅官房長官(ロイター)=市場の過度な動きに対して、だんことして対応できる体制をとっている。為替は常に関心を持っている。その時々に応じて必要なことを行う。

浜田内閣官房参与=政府日銀は円高阻止で為替介入をすべき。

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