2016/08/20

2016年8月20日(土曜)19日、海外市場の動き

2016年8月20日(土曜)19日、海外市場の動き

週末の金曜日、重要な指標やイベントの予定もなく、ダドリー、ロックハート両氏に続き、ウィリアムズ氏も早期利上げの可能性を主張す。またしても、米利上げ期待がいつもながら材料視。17日の煮え切らないFOMC議事録後のドル売りも一服。

欧米株価は弱く、米金利は上昇、NY連銀Nowcasは第3四半期GDP予測値2.43→2.96%へ上方修正へ。ただし、為替相場での大きな反応は見られず。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

USDJPYは、100.00~100.50円のレンジで同意薄。100円割れでは当局の口先介入と株価サポートによる円売り期待に下値トライはやや薄らいではいるが、戻り高値も100.50と限定的で、円高期待感は消せず。FOMC議事録後の高値100.65と、直近のレンジ99.50~101.20円の相場を抜け出すまでには相当の材料と時間がかかりそう。

EURUSDは、1.1300~1.1330-50のレンジで1.1320を中心とした狭い動きに陥り同意薄。強い英小売売上高にEURGBPは上昇傾向が続いていたが、今度は逆に続落し、EURUSDを底堅くしている。また、EURJPYは113円台を抜け出せず、113.20~60の安定相場が続く。

AUDUSDは、中国との電力公社買収問題なのかは不明ながら、クロスでもAUDの弱さが目立った。AUDUSD0.7600の大台を何とか死守してはいるも、戻りも0.7630止まりで反発力は弱い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ウィリアムズSF連銀総裁=利上げを過度に先延ばしすれば経済が払う代償は大きい。9月もすべての会合と同じく利上げの可能性はあり得る。

NY連銀Nowcast=第3四半期GDP予測値2.43→2.96%へ上方修正。7月の鉱工業生産と設備稼働率が強い。

メイ英首相=EU基本条約(リスボン条約)50条規定にもとづき、ドイツ、フランス選挙前となる、2017年4月までにEU離脱をEU理事会に通知する意向。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※